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ミッキーグローリーがレックススタッドにスタッドイン

  • 2019年09月17日
  • スタッドインしたミッキーグローリー
    スタッドインしたミッキーグローリー
  • 元気な姿でレックススタッドに到着した
    元気な姿でレックススタッドに到着した
  • ディープインパクトの後継として期待は大きい
    ディープインパクトの後継として期待は大きい

 9月16日午前時30分頃、新ひだか町静内目名にあるレックススタッドに、来年から種牡馬として供用を開始するミッキーグローリーがスタッドインした。

 ミッキーグローリーは父がディープインパクト、母がメリッサ、母の父がホワイトマズルという牡6歳の青鹿毛。新ひだか町静内目名の岡田スタッドの生産馬。母は2010年の北九州記念(G3)優勝馬で、2018年のニュージーランドトロフィー(G2)を勝ったカツジの全兄。一般社団法人日本競走馬協会主催の2013年セレクトセール当歳セッションにおいて、野田みづき氏に71,400,000円(税込)で購買された市場取引馬として知られる。

 ミッキーグローリーの競走成績は13戦7勝。現役時代は野田みづき氏の所有馬、美浦の国枝栄厩舎の管理馬として、2015年8月のメイクデビュー新潟でデビューし3戦目で初勝利。重賞初挑戦となった2018年の京成杯オータムH(G3)で重賞初制覇を飾った。続くマイルチャンピオンシップ(G1)は勝ったステルヴィオから0.2秒差の5着に惜敗。長期休養明けだった今年の関屋記念(G3)で2つ目の重賞を制した。しかし、屈腱炎を発症したため現役引退が決定。9月15日付で競走馬登録を抹消した。

 来年の種付料は未定。近く種牡馬シンジケートが組まれる。事務局の(株)レックスは「500kgを超える雄大な馬体から繰り出すスピードと瞬発力は父のディープインパクト譲りでした。重賞を2つ勝ちましたし、昨年のマイルチャンピオンシップ(G1)でも差のない競馬をしていましたので、無事ならば大きなタイトルが期待できる馬でした。母も兄弟も重賞勝ち馬という血統背景も魅力ですね。ディープインパクトの後継種牡馬として頑張ってほしいです」と話した。