馬産地ニュース

JRA日本中央競馬会がサマーセール購買馬を宮崎育成牧場へ輸送

  • 2019年09月09日
  • 宮崎行きの馬運車に乗車
    宮崎行きの馬運車に乗車
  • JRA職員によるマイクロチップ検査
    JRA職員によるマイクロチップ検査
  • 9,180,000円(税込)で購買したキンシャサノキセキ産駒
    9,180,000円(税込)で購買したキンシャサノキセキ産駒
  • 北海道市場の馬積み下ろし場に集まった馬運車
    北海道市場の馬積み下ろし場に集まった馬運車

 9月3日、JRA日本中央競馬会は北海道サマーセールで購買した1歳馬を、宮崎県宮崎市にあるJRA宮崎育成牧場へ輸送した。

 新ひだか町静内神森にある北海道市場にて、8月19日から22日まで開催された北海道サマーセールにおいて、JRAは牡21頭、牝18頭の合計39頭を、総額250,020,000円(税込)で購買。同セールにおけるトップバイヤーとなり、好調なセールを牽引した。

 JRA宮崎育成牧場には、39頭の購買馬の中から牡7頭、牝3頭の合計10頭を輸送。さらにJRAホームブレッドの牝馬2頭とあわせた合計12頭を馬運車に積んで宮崎へ向かうことになった。

 当日午後、北海道市場の馬積み下ろし場に集まった10頭は、JRA職員によるマイクロチップ検査を受けると、用意された馬運車に乗車。旅立ちには生産者や日高軽種馬農業協同組合の職員が見送った。

 12頭は陸路で函館へ向かい、函館からフェリーで本州に上陸。4日に新潟競馬場で一泊し、宮崎到着は6日の午前となるという。

 宮崎育成牧場業務課の竹部直矢氏は「今回輸送する12頭は、すでに入厩しているセレクションセール、九州市場、八戸市場で購買した馬たちと一緒に、来週から牡、牝の順で馴致を始めます。JRAではセプテンバーセールでも購買する予定です」と話した。