馬産地ニュース

JRA北海道シリーズの札幌開催が閉幕

  • 2019年09月02日
  • 丹頂Sを制した石川騎手と並ぶ、渡辺さん
    丹頂Sを制した石川騎手と並ぶ、渡辺さん
  • 芝コースだけでなく、ダートコースの一部も開放された
    芝コースだけでなく、ダートコースの一部も開放された
  • 芝コース内にはゲートも設置された
    芝コース内にはゲートも設置された
  • コース整備で用いられる重機に騎乗する子供達の姿も
    コース整備で用いられる重機に騎乗する子供達の姿も
  • ダートコースの入り口で配られた小瓶は、あっと言う間に無くなった
    ダートコースの入り口で配られた小瓶は、あっと言う間に無くなった
  • スタッフからもらったダートの小瓶に砂を詰める子供の姿も
    スタッフからもらったダートの小瓶に砂を詰める子供の姿も
  • パドックにはすっかり秋めいた日差しが降り注いでいた
    パドックにはすっかり秋めいた日差しが降り注いでいた

 7月27日に開幕を迎えた今年の札幌開催が、9月1日に終了を迎えた。開催最終日は入場料が無料となるフリーパスの日となり、開門前から多くの競馬ファンが列を作るなど、2万8,879人もの来場者があった。

 残り少なくなった開催を惜しむかのように、レースごとに拍手がわき上がり、今年の札幌開催の最終レースとなった釧路湿原特別では、重賞かと思えるような拍手と大歓声が起こっていた。

 この日の昼休みのトークイベントでは、NHK連続テレビ小説「なつぞら」に出演中の女優の渡辺麻友さんが来場。渡辺さんはこの日のメインレースとして行われた丹頂Sでプレゼンターも務め、同レースを優勝したポンデザールの関係者や鞍上を務めた石川裕紀人騎手との記念撮影も行った。

 開催の最後にはファンにはすっかりお馴染みとなった馬場開放が行われた。ゲートの後ろで待ち構えた競馬ファンは、先ほどまで競走馬たちが駆け抜けていた芝コースの感触を感じていただけでなく、中にはスタッフから渡された小瓶の中にダートコースの砂を入れて持ち帰る姿も見られた。

 12日間の開催におけるリーディングジョッキーとなったのは、26勝をあげたクリストフ・ルメール騎手。ルメール騎手は函館でも9勝をあげており、勝利数の合計となる35勝は、今年のJRA北海道シリーズでの首位ともなっている。リーディングトレーナーとなったのは、6勝をあげた武英智調教師で、北海道シリーズでのリーディングは函館で5勝、札幌で4勝をあげた矢作芳人調教師となっている。

 札幌開催での総売上高は823億7,496万6,000円となり、前年(803億7,831万3,900円)を上回っただけでなく、入場者数も20万7,341人と前年(20万1,503人)に続く20万人越えを果たした。9月7日からの札幌競馬場はパークウインズとして開催が行われ、「秋もワクワク!GO!GO!!札幌競馬場」として、各週に様々なイベントが行われる。

http://www.jra.go.jp/news/201909/090103.html