地方競馬主催者軽種馬生産地現地検討会
8月5日、6日、地方競馬全国協会(塚田修理事長)は、令和元年度地方競馬主催者軽種馬生産地現地検討会を行った。
軽種馬生産地現地検討会は、地方競馬における競走馬資源の一環で、主催者幹部職員を対象とした軽種馬生産の実情視察。2008年に地方競馬全国協会と日本軽種馬協会が実施する「地方競馬と生産に関する協議会」の席上で、その開催が決定されて以来続いている。第11回目となる今年は、ホッカイドウ競馬、ばんえい競馬、岩手競馬、浦和競馬、船橋競馬、大井競馬、川崎競馬、笠松競馬、名古屋競馬、園田・姫路競馬、高知競馬、佐賀競馬の主催者、日高軽種馬農業協同組合、日本軽種馬協会、地方競馬全国協会の職員32人が参加した。
軽種馬生産地現地検討会では、門別競馬場の屋内調教用坂路やポラリススタンドといった施設、2018年に東京盃(Jpn2)などを制してNARグランプリ年度代表馬、4歳以上最優秀牡馬、最優秀短距離馬に輝いたキタサンミカヅキ、2017年のNARグランプリ2歳最優秀牡馬で2018年の東京ダービーを制したハセノパイロなどを生産した日高町平賀の広中稔牧場、2017年にジャパンダートダービー(Jpn1)などを制してNARグランプリ年度代表馬、3歳最優秀牡馬に輝いたヒガシウィルウィン、2018年のNARグランプリ2歳最優秀牡馬イグナシオドーロ、2018年の道営記念を6連勝で制しホッカイドウ競馬年度代表馬に輝いたスーパーステションなどを生産した新ひだか町静内のグランド牧場、今年の東京ダービー馬ヒカリオーソを生産した新冠町高江のヒカル牧場、ロードカナロア、ハービンジャー、ハーツクライ、ドゥラメンテ、キタサンブラック、キズナ、ジャスタウェイ、オルフェーヴル、サトノダイヤモンド、ダイワメジャーなどの人気種牡馬を繋養する安平町早来源武の社台スタリオンステーションを視察。生産者の強い馬づくりに向けた貴重な生の声に耳を傾け、競争が厳しい種牡馬事情に理解を深めた。
5日の夕方には日高軽種馬農業協同組合の理事や職員、胆振軽種馬農業協同組合の理事や職員、日高管内の軽種馬生産振興会の幹部や青年部の幹部などを招いて、意見交換会を新ひだか町静内吉野町の静内エクリプスホテルで開催。川崎泰彦地方競馬全国協会理事、木村貢日高軽種馬農業協同組合代表理事組合長のあいさつの後、2019年度の地方競馬全国協会の主要事業、地方競馬の開催成績の説明、生産者から主催者へ、主催者から生産者への質問について、それぞれ回答した。