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サトノアラジンがニュージーランドへ出国

  • 2019年08月01日
  • 準備を整えるサトノアラジン
    準備を整えるサトノアラジン
  • 2年連続でのシャトル供用となる
    2年連続でのシャトル供用となる
  • セレクトセール当歳において取引された初年度産駒
    セレクトセール当歳において取引された初年度産駒

 7月26日、安平町早来源武にある社台スタリオンステーションで2018年から種牡馬生活を送っているサトノアラジンが、2019/2020年シーズンにシャトル供用されるニュージーランドへ向け出国した。

 サトノアラジンは父ディープインパクト、母マジックストーム、母の父ストームキャットという牡8歳の鹿毛。安平町早来源武のノーザンファームの生産馬で2011年のセレクトセール当歳セッションにて136,500,000円(税込)で取引された市場取引馬として知られる。現役時代は2017年の安田記念(G1)を含む3つの重賞を制覇した。

 日本では種牡馬2年目の今年、約90頭に種付け。今春生れた初年度産駒の当歳も非常に評価が高く、先日行われたセレクトセール当歳セッションにおいて上場された4頭は、60,480,000円(税込)で取引されたのをはじめ、4頭すべてが売却された。

 ニュージーランドへのシャトルは昨年に続き2年連続。種付料は昨年同様、12,500ニュージーランドドルに設定されている。

 社台スタリオンステーションでは「昨年はリッチヒルスタッドのほうで積極的に動いていただいたこともあり、多くの種付けを行うことができました。日本での産駒のセレクトセールでの結果を受けて、とても喜んでいました。2年目の今年もたくさんの繁殖牝馬が集まればうれしいです」と期待した。