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リアルスティールがオーストラリアへシャトル

  • 2019年08月01日
  • 厩舎を後にするリアルスティール
    厩舎を後にするリアルスティール
  • 日本では今年、200頭近くの繁殖が集まった
    日本では今年、200頭近くの繁殖が集まった
  • 帰国は来年1月頃を予定している
    帰国は来年1月頃を予定している
  • 検疫期間を過ごした日本軽種馬協会胆振輸出検疫施設
    検疫期間を過ごした日本軽種馬協会胆振輸出検疫施設

 7月26日夜、今年から安平町早来源武にある社台スタリオンステーションにて種牡馬生活を送るリアルスティールが、オーストラリアでシャトル供用されるため、新千歳空港から出国した。

 リアルスティールは父ディープインパクト、母ラヴズオンリーミー、母の父ストームキャットという牡7歳の鹿毛。安平町のノーザンファームの生産馬で、今年のオークス(G1)を無敗で制したラヴズオンリーユーの全兄になる。

 リアルスティールは現役時代、サンデーレーシングの所有馬、栗東の矢作芳人厩舎の管理馬として競走生活を送り17戦4勝。2016年のドバイターフ(G1)、2017年の毎日王冠(G2)、2015年の共同通信杯(G3)と3つの重賞を制覇した。

 繋養先はアローフィールドスタッド。オーストラリアへシャトルされるディープインパクト産駒は、リアルインパクト、ミッキーアイルに続き3頭目になる。種付料は16,500オーストラリアドルと発表されている。

 リアルスティールは7月12日に輸出検疫のため白老町社台にある日本軽種馬協会胆振輸出検疫施設へ移動。検疫も問題なく終え、チャーター便で旅立ったという。社台スタリオンステーションは「リアルスティールはオーストラリア側からのオファーを受けてシャトルされることになりました。ディープインパクトの血とドバイで見せたパフォーマンスが高い評価を得たことからだと思います。日本でも初年度から200頭近い繁殖が集まりました。初めてのシャトルですが、怪我なく元気に過ごしてほしいです」と話した。