馬産地ニュース

カレンミロティックとデルタブルースが函館競馬場に来場

  • 2019年07月01日
  • カレンミロティックも交流を楽しむかのようにファンを見つめる
    カレンミロティックも交流を楽しむかのようにファンを見つめる
  • ファンからニンジンを食べさせてもらうデルタブルース
    ファンからニンジンを食べさせてもらうデルタブルース
  • リラックスしていたのか、展示の最中には砂浴びする姿も
    リラックスしていたのか、展示の最中には砂浴びする姿も
  • 展示の前日となる28日に到着。会場でのスクーリングも行った2頭
    展示の前日となる28日に到着。会場でのスクーリングも行った2頭
  • 堂々とした立ち振る舞いに、ファンも思わずカメラを構える
    堂々とした立ち振る舞いに、ファンも思わずカメラを構える

 29日と30日の両日、函館競馬場にノーザンホースパークで繋養されているカレンミロティックとデルタブルースが来場。ふれあいパドックや厩舎での展示がされただけでなく、抽選で選ばれたファンとのえさやり体験や写真撮影会も行われた。

 カレンミロティックはセン馬の11歳。2014年の宝塚記念(G1)は9番人気で2着、2015年の天皇賞(春)(G1)は10番人気で3着、2016年の同レースは13番人気で2着に入着するなど、芝の中長距離路線で息の長い活躍を続けた。2018年の天皇賞(春)(G1)を最後に現役を引退。その後はノーザンホースパークで繋養され、現在は見学馬房で繋養されている。

 デルタブルースはセン馬の18歳。2004年の菊花賞(G1)で初重賞制覇を初G1制覇で飾る。2006年のメルボルンカップ(G1)では日本生産馬では初めてとなる優勝を果たして、その年のオーストラリア最優秀ステイヤーにも選出される。現役引退後は乗馬としてのトレーニングも行われ、競技馬としても優秀な成績を残しているだけでなく、ノーザンホースパークマラソンでは毎年のように先導馬も務めている。

 この日は函館競馬場での展示ということで、地元の競馬ファンだけで無く、本州からも2頭のファンが展示会場へと足を運んでいた。

 えさやり体験と写真撮影会は、29日と30日の午前と午後のそれぞれ2回に渡って行われた。抽選に当たった20組のファンには、まず、食べやすいサイズに切ったニンジンが渡され、美味しそうにほおばった2頭はその後のツーショット撮影会でも、サービスとばかりにカメラ目線を撮影を行うスタッフへと向けていた。抽選に当たったカレンミロティックのファンという東京から来た女性は、「えさやり体験や写真撮影会に参加できるのではと思い、函館まで来てみました。今後も馬たちと触れあえるイベントが競馬場で行われて欲しいです」と笑顔を見せていた。