馬産地ニュース

ヒラボクディープがチリへ出国

  • 2019年05月07日
  • チリへの輸出が決まったヒラボクディープ
    チリへの輸出が決まったヒラボクディープ
  • 出国検疫はJBBA胆振輸出検疫施設で行った
    出国検疫はJBBA胆振輸出検疫施設で行った
  • 現役時代は2013年の青葉賞(G2)などを制した
    現役時代は2013年の青葉賞(G2)などを制した

 4月24日、浦河町西幌別にあるイーストスタッドで種牡馬生活を送っていたヒラボクディープが、新千歳空港からチリへ向け出国した。

 ヒラボクディープは父ディープインパクト、母キャットアリ、母の父ストームキャットという牡9歳の黒鹿毛。日高町にある下河辺牧場の生産馬で、2010年のセレクトセール当歳セッションにおいて26,250,000円(税込)で取引された市場取引馬となる。

 現役時代は平田牧場の所有馬、美浦の国枝栄厩舎の管理馬として競走生活を送り24戦4勝。2012年10月の2歳新馬戦「メイクデビュー東京」でデビュー勝ちを飾った。3歳になり水仙賞で2勝目をあげるとダービートライアルの青葉賞(G2)で、逃げたアポロソニックを頭差交わして重賞初制覇を成し遂げた。

 現役引退後の2018年にイーストスタッドで供用開始。初年度の種付頭数は5頭だった。

 昨年から海外との交渉を続けチリへの移籍が決定。出国検疫のため4月14日に白老町社台にある日本軽種馬協会胆振輸出検疫施設に入厩した。チリへはアメリカ経由で入国するという。日本調教馬がチリで種牡馬入りした例は、シーキングザダイヤ、ステキシンスケクンなどがある。