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今年最初の2歳新馬戦はヨハネスボーイが優勝

  • 2019年04月18日
  • 今年最初の2歳新馬戦を制したヨハネスボーイ
    今年最初の2歳新馬戦を制したヨハネスボーイ
  • ウイニングランを終えた陣営
    ウイニングランを終えた陣営
  • 喜びの関係者
    喜びの関係者
  • 日本軽種馬協会静内種馬場に供用されるヨハネスブルグ
    日本軽種馬協会静内種馬場に供用されるヨハネスブルグ

 4月17日、2019年ホッカイドウ競馬が開幕した日高町の門別競馬場で、今年最初の2歳新馬戦が行われ、ヨハネスボーイが優勝した。

 今年最初の2歳戦となったのは、第9競走の「2019開幕記念JRA認定スーパーフレッシュチャレンジ競走1」。1着賞金は300万円、距離は1200mで8頭立てのところ、1頭出走取消で7頭立てで行われた。

 レースは3月21日の競走能力・発走調教検査において、1番時計をたたき出したエピファネイア産駒のアイズオンユーが1番人気に支持され、スタートから先手を奪う展開。3番手を進んだ3番人気のヨハネスボーイが4コーナーから並びかけ、最後の直線で内から鋭く抜け出すと後続に7馬身の差を付け先頭でゴール。2017年生まれの2歳世代最初の勝ち馬になった。

 ヨハネスボーイは父ヨハネスブルグ、母レッドアンコール、母の父キングカメハメハという血統の牡の栗毛。森永正志氏の所有馬、桧森邦夫厩舎の管理馬、新冠町万世の森永聡氏の生産馬となる。

 管理する桧森調教師は「能検のときは気性面で苦労しましたが、今回は厩舎で装鞍するなどの措置をとり、それがうまくいった感じです。次は6月27日の栄冠賞が目標になるでしょう」。騎乗した石川倭騎手は「気性がきつい馬なので心配していましたが、厩舎のほうがうまく対応してくれたので、落ち着いて我慢できました。デビュー前から期待していた馬で結果を出せましたし、僕自身も最初の新馬戦を勝ったのは初めてですからうれしいです。もっと大きいところを狙える馬。芝も合いそうなのでいずれ挑戦してみたい」。応援に駆け付けた生産者の森永氏は「勝ててうれしいです。先のことはわかりませんが、しばらくはホッカイドウ競馬で走らせるつもりです。とにかく無事に行ってくれれば」と話した。