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社台スタリオンパレード2019が開催される

  • 2019年02月07日
  • サトノダイヤモンド
    サトノダイヤモンド
  • サトノクラウン
    サトノクラウン
  • 里見オーナーを囲んでサトノダイヤモンド(左)とサトノクラウン(右)
    里見オーナーを囲んでサトノダイヤモンド(左)とサトノクラウン(右)
  • マインドユアビスケッツ
    マインドユアビスケッツ
  • リアルスティール
    リアルスティール
  • レッドファルクス
    レッドファルクス

 2月5日、2019年の種牡馬展示会シリーズのトップをきって、社台スタリオンパレード2019が開催された。

 展示会に先駆けて行われたのが今年から種牡馬の仲間入りを果たしたサトノダイヤモンドとサトノクラウンの門出を祝いに駆けつけた里見治氏との記念撮影。現役時代の管理調教師でもある池江泰寿調教師、堀宣行調教師も参加した豪華5ショットがお披露目された。里見オーナーは「サトノダイヤモンドがこうして種牡馬になった姿を見て感無量です。セレクトセールで購入してから今日までたくさんの思い出があります。きっと良い子を出してくれるだろうなと思っています。サトノクラウンは、馬体の素晴らしさに心惹かれて購入した馬ですが、香港ヴァーズ(G1)ではハイランドリールを相手にとても届かないような位置から差しきってくれました。配合牝馬の血統を選ばない強みもありますので、よろしくお願いします」と応援エールを送った。

 その後は同スタリオンステーションで種牡馬生活を送る種牡馬のうち27頭によるスタリオンパレード。

 サトノダイヤモンドを管理した池江調教師は「結果的に成績は3歳がピークでしたが、決して早熟馬ではなく、サトノダイヤモンドはダービー(G1)を勝てるような子を出せると思いますので、よろしくお願いします」と話し、サトノクラウンの堀調教師は「いろいろな距離や馬場、気候を問わずに結果を出してくれたサトノクラウンには大きな可能性があると思います。そして何よりも、この馬は走りたい気持ちが強い馬でした。自身を超えるような子供が出てきてくれると確信しています」と力強い言葉が送られた。

 ドバイゴールデンシャヒーン(G1)2連覇のマインドユアビスケッツには現役時代の管理調教師でもあるシャド・サマーズ調教師が米国から駆けつけて「1200mから1800mの距離で、驚異的な加速力を武器にゴール前ではいつも素晴らしい脚を見せてくれました。この日を迎えられたことを嬉しく思います」と通訳を通したメッセージが伝えられた。レッドファルクスの尾関知人調教師は「芝、ダートの両方で準オープン特別を勝ったように高い能力を持った馬でした。スプリンターズS(G1)2連覇はサクラバクシンオーやロードカナロアと同じ。2連覇のタイトルに恥じない種牡馬になって欲しいと思います」と思いが語られた。

 新種牡馬の最後はリアルスティール。事務局から「三冠クラシックは強力なライバルたちを相手に堅実な成績を残し、ドバイターフ(G1)で初G1勝ち。3代母ミエスクから広がるファミリーや、日本、アメリカ、フランスのチャンピオンサイアーが点在する血統にも注目ください」とセールスポイントが語られた。

 

 供用2年目を迎えたキタサンブラックやドレフォン、ロゴタイプやイスラボニータやシャトル帰りのモーリス、サトノアラジン、ミッキーアイル、リアルインパクトらも元気な姿を見せ、最後は同スタリオンステーションが誇るダイワメジャー、ハーツクライ、ルーラーシップ、ハービンジャーが次々と紹介され、26番目は初年度から三冠牝馬を送り出したロードカナロア。最後はチャンピオンサイアーを独走しているディープインパクトで約90分の豪華パレードが締めくくられた。

 種牡馬展示会は、このあと12日(新冠地区)、13日(日高地区)、14日(新ひだか地区)、15日(浦河地区)が予定されている。