馬産地ニュース

ビーチパトロールがスタッドイン

  • 2019年01月07日
  • 2019年から日本で種牡馬生活を送るビーチパトロール
    2019年から日本で種牡馬生活を送るビーチパトロール
  • 慣れない環境にも動じず元気にスタッドインした
    慣れない環境にも動じず元気にスタッドインした
  • 種付料は受胎条件80万円
    種付料は受胎条件80万円

 12月26日午前8時25分頃、新ひだか町静内目名にあるレックススタッドに、来年から新たに種牡馬として供用を開始するビーチパトロールが、アメリカからの輸入検疫を終えスタッドインした。

 ビーチパトロールは父レモンドロップキッド、母バッシュフルバーティー、母の父クワイエットアメリカンという血統。牡6歳の黒鹿毛で2013年にアメリカで生産された。

 ビーチパトロールの競走成績は、2歳から5歳までアメリカで競走生活を送り、19戦5勝2着7回3着3回。2015年11月のデビューから芝のレースに出走し、3歳になり2016年のセクレタリアトS(G1)に勝利し、重賞初制覇をG1で飾った。2017年のアーリントンミリオン(G1)ではドーヴィルらヨーロッパから遠征してきたトップホースらを一蹴し2度目のG1制覇。続くJ.ハーシュターフクラシックS(G1)では後続に5馬身差を付けG1連勝を果たした。アメリカ競馬の祭典、BCターフ(G1)はタリスマニックの2着。2018年のターフクラシックS(G1)は日本産馬ヨシダの2着とアメリカ芝G1戦線で活躍した。

 2019年の種付料は受胎条件80万円。事務局の(株)レックスは「決して大きくはありませんが、黒光りして柔らか味のある良い馬体をしています。G1を3つも勝っているだけあって雰囲気も超一流のものを感じます。たくさんの方々にご利用していただこうと、種付料もリーズナブルに設定いたしました。おかげさまでG1を3つも勝っている割には高くないねというお言葉もいただいております。レモンドロップキッドの後継種牡馬として期待しています。サンデーサイレンス系牝馬はもちろんのこと、ノーザンダンサー系牝馬との配合も可能と汎用性の高さもあります。弊社にとっても久しぶりの輸入新種牡馬になります。生産者をはじめとしたみなさまからのお問い合わせ、ご利用をお待ち申し上げます」とコメントした。