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シャンハイボビーがスタッドイン

  • 2018年11月26日
  • アロースタッドにスタッドインしたシャンハイボビー
    アロースタッドにスタッドインしたシャンハイボビー
  • スタッドインには多くの関係者が集まった
    スタッドインには多くの関係者が集まった
  • 新たな環境にもすぐに適応する頭の良さを見せた
    新たな環境にもすぐに適応する頭の良さを見せた

 11月24日午前7時過ぎ、新ひだか町静内田原にあるアロースタッドに、来年から種牡馬として繋養されるシャンハイボビーがスタッドインした。

 スタッドインには事務局(株)ジェイエスの社長でシャンハイボビー会の会長の服部健太郎氏やシンジケート会員、事務局職員、スタリオンスタッフが出迎え、待望の新種牡馬の到着に熱い視線を送った。種付料は後日、事務局から発表される。

 シャンハイボビーは父ハーランズホリデー、母スティーリン、母の父オリエンテイトという牡8歳黒鹿毛のアメリカ産馬。現役時代はアメリカで競走生活を送り、8戦6勝2着1回の成績を残した。デビューした2歳時の2012年には、BCジュヴェナイル(G1)、シャンペンS(G1)、ホープフルS(G2)などを制覇。5戦全勝の快進撃でライバルたちを退け、エクリプス賞2歳牡馬チャンピオンに選出された。

 2014年からアメリカと南米ブラジルで種牡馬となり、初年度産駒は昨年デビュー。2018年米ファーストシーズンズサイアーランキング4位。南米ではインフォーサーがジョッキークラブブラジレイロ大賞(G1)、アビレボビーがマホールスコウ大賞(G1)、ドッピオシャンハイがリオデジャネイロディアナ大賞(G1)に勝利している。

 米国からの飛行機が遅れたため、当初の予定より1日遅れでの到着となったシャンハイボビーは、長旅に疲れも見せず元気いっぱい。氷点下で冷え込む新たな環境にも戸惑うことなく日本での新生活に目を輝かせた。

 事務局の(株)ジェイエスは「現役時代のパフォーマンスは目を見張るものがあり、また、ハーランズホリデーの産駒ということで、シャンハイボビーがアメリカで種牡馬入りしてからも動向を追っていたのですが、縁があって導入することができました。おかげさまで無敗の2歳チャンピオンという肩書もあり、シンジケートはすぐに満口になりました。競走成績、馬体はもちろんのこと、仕上がりの早さ、スピード、配合のしやすさなどから、皆様に喜んでいただける種牡馬と思いますので、応援のほどよろしくお願いいたします」と話した。