平成30年度ホッカイドウ競馬が全日程を終了
11月15日、日高町駒丘にある門別競馬場において開催されていた、平成30年度ホッカイドウ競馬グランシャリオナイターが、16開催76日の全日程を終了した。
本年度のホッカイドウ競馬は4月18日に開幕。11月8日までの15開催80日間の開催を予定していたが、9月6日に北海道を襲った平成30年北海道胆振東部地震の影響により、9月6日から9月20日まで7日間の開催中止を余儀なくされ、その後、関係機関での協議により11月15日まで3日間の開催追加の措置が取られた。
本年度の発売総額は、開幕初日の濃霧による4競走の取り止め、9月6日から20日までの7日間の開催取り止め、10年ぶりとなるデイ開催への変更の影響で、3日間の開催延長があったものの、計画対比99.4%の251億4343万円。発売総額が計画額に届かなかったのは平成22年以来だった。
それでも、インターネット発売が好調だったことから、前年対比では102.0%を記録。8年連続で前年を上回った。門別競馬場の入場人員は前年対比102.0%の271,337人、競走数は前年対比97.0%の873競走、出走頭数は前年対比100.7%の8,231頭だった。
リーディングジョッキーに輝いたのは、125勝をあげた桑村真明騎手で3年連続4回目の受賞。リーディングトレーナーは、ホッカイドウ競馬のシーズン最多勝記録を更新する142勝をあげた田中淳司調教師で4年連続4回目の栄誉に輝いた。
開催最終日はファン感謝DAYと題し、盛りだくさんのイベントが行われ、全レース終了後にはスタンドでジョッキー交流会を開催。ファンと騎手との団らん、即席サイン会、撮影会、プレゼント抽選会などを楽しみ、最後は騎手会長の五十嵐冬樹騎手が「皆さん、最後まで寒いのにお集まりいただきまして誠にありがとうございます。今年は1か月ちょっと前に地震がありまして、開催ができない週があったんですけど、そして、いまなお、日常を取り戻せてない方々がいるなかで、ファンの皆さんのご理解とご支援のもと、最後まで開催することができました。本当にありがとうございます。また来年も、騎手一同頑張っていきますので、来年度も応援よろしくお願いします。ありがとうございました」とあいさつした。