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門別競馬場で平成30年度第1回北海道地方競馬運営委員会

  • 2018年08月21日
  • 門別競馬場で開かれた第1回運営委員会
    門別競馬場で開かれた第1回運営委員会
  • 挨拶する競馬事業室の田中源一室長
    挨拶する競馬事業室の田中源一室長
  • スタンドからレースを観戦する委員
    スタンドからレースを観戦する委員

 8月2日、ホッカイドウ競馬を主催する北海道農政部競馬事業室は、日高町富川にある門別競馬場の北海道馬主会会議室において、平成30年度第1回北海道地方競馬運営委員会を開催した。

 この運営委員会は、北海道地方競馬運営委員会条例に基づき、昭和28年に発足した知事の付属機関。年数回会合を開き、ホッカイドウ競馬の円滑な運営を期するための助言を行なっている。

 委員会のメンバーは、北海道の経済振興、地域づくり、農業振興、軽種馬産業、報道、観光などに通じる学識経験者らで構成。過去には公募により委員が選ばれたこともあるという。現在の委員は、北海道大学大学院経済学研究院の平本健太教授が委員長、北海道農業協同組合中央会の小野寺俊幸副会長が副委員長となり、その道のエキスパート10名で構成。任期は2年で、平成29年10月10日から平成31年10月10日となっている。

 本年度の第1回委員会には平本委員長、小野寺副委員長、川上満平取町長など6名の委員、競馬事業室の田中源一室長、北海道軽種馬振興公社の松平孝事務局長らが出席した。

 一部の委員はこの日、門別競馬場入りする前に、日高町の生産牧場を視察。現在の軽種馬生産事情や生産者のホッカイドウ競馬へ対する想いなどに耳を傾けた。

 委員会では事務局がホッカイドウ競馬事業の平成29年度収支結果と平成30年度の開催状況について、平成28年3月に策定した第2期北海道競馬推進プランの実現に向けた中間点検について説明。委員からは複数の意見や質問が出された。

 また、委員はスタンドからレースを観戦。スタンドから聞こえるファンの熱狂的な声援や懸命にゴールを目指す人馬の姿に胸を打たれた。さらに競馬場名物のバケツジンギスカンも食すなど場内の熱気を肌で感じ、円滑に運営するための新たなヒントを探った。