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星雲賞はスーパーステションが人気に応えて重賞三連勝

  • 2018年07月25日
  • 後続を突き放すスーパーステション
    後続を突き放すスーパーステション
  • 今季重賞三連勝!
    今季重賞三連勝!
  • 角川調教師に迎えられる
    角川調教師に迎えられる
  • 口取りでは誇らしげな表情を見せた
    口取りでは誇らしげな表情を見せた
  • 表彰式での関係者のみなさん
    表彰式での関係者のみなさん

 7月19日、門別競馬場では古馬によるマイル重賞、週刊Gallop杯第15回星雲賞(H3)【アドマイヤムーン賞】が内回り距離1600mで行われ、4歳から10歳までの7頭がエントリーした。

 1番人気に推されたのは、今季重賞連勝中のスーパーステション。古馬相手に破竹の勢いで連勝街道を進む4歳馬は、どこまで強くなるのか注目の1戦だ。2番人気はホッカイドウ競馬の雄、オヤコダカ。昨年秋以降、以前のような力強さが影を潜めてしまっているが、得意のマイルで輝きを取り戻して欲しい。3番人気は8歳馬サトノプリンシパル。JRAの重賞で活躍した同馬は、侮れない存在だ。

 スタンド前からのスタート、内からスムーズにハナに立ったスーパーステションに、先に行かせまいとサトノプリンシパルが押して先手を奪う。その後ろ、中団にオヤコダカ、シングンヴィグラス、メイショウノーベルという体制で1コーナーを回って行った。4コーナーのコーナーワークでスーパーステションがサトノプリンシパルを交わし、先頭へ。直後からオヤコダカも迫って来が、抜けたスーパーステションは後続を突き放し、余裕のゴール。勝ち時計は1:39:9(曇・良)7馬身差の2着は、メンバー中上がり最速の脚を繰り出した4番人気のモズオトコマエ、さらに4馬身差の3着はサトノプリンシパル、オヤコダカは4着に敗れた。

 阿部龍騎手は「早い馬がいたのでハナは主張せず、この馬の力を信じて乗ろうと思っていました。実際レースでも最後までいい手応えでしたし、強いなぁと思いながら乗ってましたね。1戦毎に状態が上を向いて、それが結果に繋がっている印象ですから、この成長を邪魔しないように、今後も頑張りたいと思います」とパートナーを賞賛した。

 スーパーステションは、父カネヒキリ、母ワイルドイマージュ、その父ワイルドラッシュという血統の4歳牡馬。生産は新ひだか町静内にあるグランド牧場のオーナーブリーディングホース。3歳時に王冠賞、岩手のダービーグランプリを優勝。4歳となった今年はコスモバルク記念、赤レンガ記念につづき重賞三連勝と、その勢いは留まるところを知らない。