馬産地ニュース

札幌競馬場でターフパーク竣工式典

  • 2018年07月23日
  • 「ハルニレドーム」で行われた竣工式
    「ハルニレドーム」で行われた竣工式
  • 「エルムテラス」での竣工披露宴
    「エルムテラス」での竣工披露宴
  • 電動四輪バギーに乗るクリストフ・ルメール騎手
    電動四輪バギーに乗るクリストフ・ルメール騎手
  • 「北海道ステークス3000km」と名付けられた地下道のウォールアート
    「北海道ステークス3000km」と名付けられた地下道のウォールアート
  • 「セイテンダイチ」と題した馬のレリーフ
    「セイテンダイチ」と題した馬のレリーフ

 7月19日、JRA日本中央競馬会は札幌市中央区にある札幌競馬場において、ターフパーク(馬場内遊園地)竣工式典を開催した。

 竣工式にはJRA札幌競馬場の植木聡場長をはじめとした職員、一般社団法人札幌馬主協会の吉田照哉会長をはじめとした馬主、騎手クラブからは北村宏司騎手とクリストフ・ルメール騎手、施工関係者や設計関係者、地元住民らが出席。三吉神社の北方靖章権禰宜により神事にのっとり、施設内にあるドーム型休憩所「ハルニレドーム」でターフパークの完成を祝った。

 続いて、JRA初の馬場内指定席を設けた「エルムテラス」で竣工披露宴を開催。

 植木場長は「本日、昨年来ずっと工事を続けてきた馬場内遊園地が無事竣工いたしまして、ターフパークと命名しました。この日にあわせ、地元の小学校から100人ほどが遠足にきました。今後も地元の皆様方に施設の有効利用として積極的に開放していきたいと考えております。札幌馬主協会様からは地下道のウォールアート、セイテンスタンド壁のレリーフ、施設内の遊具や備品などたくさんの寄贈をいただきました。この場をお借りしてお礼申し上げる次第です。この施設はご家族連れ、お子様連れに楽しんでいただくことをコンセプトにしていますが、このエルムテラスはJRA初の馬場内指定席となります。すでに予約を開始しており、一週目は満席のご予約をいただいてます。また、UMAJOスポットをもいわテラスから移設しました。一番馬場に近い、一番ゴール板に近いUMAJOスポットとしてPRしていきたいと考えてます。最後に、一週間後にはいよいよ札幌競馬が開幕します。みなさまの協力をもとに、札幌競馬が大盛況のうちに進んでいけばと思っておりますので、なにとぞよろしくお願い申し上げます」とあいさつした。

 吉田会長は「私たちが思っていた以上に雰囲気のある建物ができたと思っています。素晴らしい場所があれば、自然と人が集まるということで、スタンドにいる人もターフパークを見れば、こちらに来るのではと思います。そのときに地下道にある馬主協会が寄贈したウォールアートを見て、北海道の歴史を感じていただき、札幌競馬場にきた満足感に浸っていただければと思います。私たちも一週間後に迫った開幕をワクワクする気分になりました。札幌開催が大成功を収め、皆様の愛馬が大活躍することをお祈りいたします」と乾杯の音頭を取った。

 その後はJRA職員の案内により施設内覧会が行われ来場者は完成した施設を見学。遠足にきた児童が遊具や電動四輪バギー、馬車で楽しむ姿に目を細め「本当に素晴らしい施設ができた。まさに馬の公園のようですね」と話していた。