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道営重賞・栄冠賞はイッキトウセンが世代最初の重賞勝ち馬に輝く

  • 2018年07月03日
  • 内外広がった直線の攻防
    内外広がった直線の攻防
  • その名の通り、一騎当千のつわものが世代最初の重賞勝ち馬に名乗りを上げた
    その名の通り、一騎当千のつわものが世代最初の重賞勝ち馬に名乗りを上げた
  • 口取り写真撮影中も堂々と振る舞う
    口取り写真撮影中も堂々と振る舞う
  • デビューから1ヶ月足らず、2戦目での勝利
    デビューから1ヶ月足らず、2戦目での勝利
  • 表彰式での関係者のみなさん
    表彰式での関係者のみなさん

 6月28日、日本一早い2歳重賞となるTVh杯第43回栄冠賞(H2)【リオンディーズ賞】が、門別競馬場ダート1200mで行われた。

 フレッシュ、アタックチャレンジ競走を勝ち上がった牡馬9頭、牝馬5頭の計14頭が顔を揃え、1番人気に推されたのは、ラブミーチャンの2番仔、ラブミージュニア(父ゴールドアリュール)で3.6倍。デビュー戦は2着に惜敗したものの、アタックチャレンジ競走では後続を4馬身置き去りにした逃げ切り勝ち。スピード能力の高さを披露していた。2番人気はプリサイスエンド産駒のイッキトウセンで5.0倍。3番人気はサウスヴィグラス産駒のステッペンウルフで6.6倍と人気は割れていた。新種牡馬の産駒はヴィットリオドーロ産駒イグナシオドーロ(6番人気)、ダノンバラード産駒のウィンターフェル(13番人気)、ダンカーク産駒のホワイトヘッド(11番人気)がエントリーした。

 レースは、サウスヴィグラス産駒のハッピーエマーブルが好スタートから抜け出し、同父アークヴィグラス、グラスワンダー産駒の牝馬シェリーアモール、イグナシオドーロが先頭集団を形成。人気のラブミージュニアはスタートでやや立ち遅れ、中団からの競馬となった。直線に入り、粘るハッピーエマーブルにアークヴィグラスが差を詰めるも、その間を割ってイッキトウセンが突き抜ける。最内からステッペンウルフ、大外からウィンターフェルが追い込んできたが届かず、イッキトウセンが世代最初の重賞勝ち馬に輝いた。勝ち時計は1:15:0(曇・重)1馬身1/2差の2着は13番人気のウィンターフェル、アタマ差の3着にステッペンウルフという結果となり、1番人気のラブミージュニアは14着に敗れた。

 勝利へ導いたのは金沢競馬所属の吉原寛人騎手「いつもお世話になっている馬主さんの馬で、この北海道の地で勝たせてもらって本当に嬉しく思っています」とホッとした表情。レースに関しては「スタートが上手く切れず、前に行くことは諦めてなるべく馬場のいい内へ進路を取りました。揉まれながら馬も我慢してくれましたし、追走にも苦労しなかったので最後の脚に賭けることができました。進路が開いてエンジンをかけたらしっかり伸びてくれてたし、すごい馬だなと感心しました」と振り返った。

 2着のウィンターフェルも管理する林和弘調教師は栄冠賞初制覇でワン・ツーという、嬉しい決着だった「デビュー戦を快勝して、順調だったので、次使うのはここしかないと出走を決めました。キャリアがないし、ゲート出も上手とは言えないので、ジョッキーに全てお任せしました。道中砂を被ってフワフワしたところもあったけど、上手く乗ってくれましたね」と笑顔。この勝利でJRA函館競馬場で行われる函館2歳S(G3)への優先出走権が得られたが、出走に関しては「馬の状態を見ながら決める」とのことだった。

 イッキトウセンは、父プリサイスエンド、母シルキーフレンド、その父マーベラスサンデーという血統の2歳牡馬。新冠町の樋渡志尚さんの生産馬で、祖母ルミネッセンスはターコイズSなどを勝ったJRAオープン馬。近親に93年の福島記念(G3)などの勝ち馬ペガサス、99年の中山牝馬S(G3)、秋華賞(G1)2着のナリタルナパークがいる。

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