馬産地ニュース

三石で第62回軽種馬1歳馬育成管理品評会

  • 2018年06月14日
  • 23頭が出陳した第62回軽種馬1歳馬育成管理品評会
    23頭が出陳した第62回軽種馬1歳馬育成管理品評会
  • 牡の部の最優秀賞を受賞したエルクイーンの2017
    牡の部の最優秀賞を受賞したエルクイーンの2017
  • 牝の部の最優秀賞を受賞したノーモアクライの2017
    牝の部の最優秀賞を受賞したノーモアクライの2017

 6月12日、みついし農業協同組合(酒井薫代表理事組合長)と三石軽種馬生産振興会(斉藤雅宣会長)は、第62回三石軽種馬1歳馬育成管理品評会を開催した。

 品評会は育成管理技術の向上と会員相互の親睦を図ることが目的。振興会の伝統行事で、JRA日本中央競馬会、JBBA日本軽種馬協会、HBA日高軽種馬農業協同組合、新ひだか町が後援、(株)レックス、(株)ジェイエス、(株)優駿、(株)サラブレッド・ブリーダーズ・クラブ、ダーレー・ジャパン(株)ノミネーションオフィス、社台スタリオンステーションといった軽種馬総合商社や地元の飼料会社や運送会社など多くの企業や団体が協賛している。

 同振興会の生産馬の活躍は目覚ましく、昨年はデビュー3連勝で朝日杯フューチュリティS(G1)を制覇しJRA賞最優秀2歳牡馬に選出されたダノンプレミアム、(ケイアイファーム生産)、今年は皐月賞(G1)を制覇し、日本ダービー(G1)でも2着になったエポカドーロ(田上徹牧場生産)などが誕生。地域全体が盛り上がりを見せている。

 今年の品評会には2頭に続けとばかりに、予選会を潜り抜けた牡12頭牝11頭の合計23頭が出陳。審査は出陳馬の飼養先を巡回する方式で行われ、審査員は平賀敦JRA日高育成牧場場長と中西信吾JBBA静内種馬場場長が務めた。

 当日は雨が降り続く悪天候にもかかわらず、審査員や振興会会員のほか、JRA、JBBA、HBA、北海道日高振興局、新ひだか町の職員、協賛企業、協賛団体、関連団体、関係企業の関係者が参加。朝から夕方まで出陳馬を熱心に見て回った。

 厳正な審査の結果、サラブレッド牡の部の最優秀賞は、土田農場から出陳されたエルクイーンの2017、サラブレッド牝の部の最優秀賞は、山際牧場から出陳されたノーモアクライの2017が受賞。他の受賞者とともに多くの商品が贈呈された。結果は下記の通り(敬称略)。

○サラブレッド牡の部
最優秀賞:エルクイーンの2017 出陳者:土田農場
優秀賞:フェアリーロンド2017 出陳者:木下牧場
優良賞:はーもにー 出陳者:平野牧場
優良賞:レディナデシコ2017 出陳者:嶋田牧場
ベストターンドアウト賞:はーもにー 出陳者:平野牧場

○サラブレッド牝の部
最優秀賞:ノーモアクライの2017 出陳者:山際牧場
優秀賞:ヴィトンクイーンの2017 出陳者:稲葉牧場
優良賞:クレタパラドックスの2017 出陳者:山際牧場
優良賞:レッドアシェット2017 出陳者:田上徹
ベストターンドアウト賞:ノーモアクライの2017 出陳者:山際牧場

○団体の部
総合優勝:歌笛支部(11点)
第2位:富沢支部(7点)
第3位:本桐支部(6点)