ミュゼスルタンがアロースタッドにスタッドイン
4月13日、新ひだか町静内田原にあるアロースタッドに、種牡馬として繋養されるミュゼスルタンがスタッドインした。
ミュゼスルタンは父キングカメハメハ、母アスクデピュティ、母の父フレンチデピュティという牡5歳の鹿毛。千歳市にある社台ファームの生産馬で、祖母マルカコマチは1999年の京都牝馬特別(G3)優勝馬、いとこには2015年の朝日杯フューチュリティステークス(G1)3着のシャドウアプローチなどがいる。2013年のセレクトセール1歳セッションにおいて、78,750,000円(税込)で取引された。
ミュゼスルタンの競走成績は7戦3勝。美浦の大江原哲厩舎の管理馬として2014年8月のメイクデビュー新潟で新馬勝ち。続く新潟2歳ステークス(G3)を1分33秒4のレコードタイムで駆け抜け、重賞初勝利を飾った。2015年のNHKマイルカップ(G1)は3着、日本ダービー(G1)は6着。今年4月に右第4中手骨骨折が判明したため、4月12日付で競走馬登録を抹消した。
種付料は生後条件20万円(産駒誕生後1カ月以内支払い)。アロースタッドでは「当スタッドではハタノヴァンクール、クリーンエコロジーに次ぐ、3頭目のキングカメハメハ後継種牡馬となります。2歳時に重賞をレコードで勝っているように、ポテンシャルの高さは間違いないところです。種付けシーズン途中での種牡馬入りで、ハンデはありますが、すぐに種牡馬の手続きをして1頭でも多くの繁殖牝馬を集めたいですね」とコメントした。