馬産地ニュース

タイキシャトルが移動

  • 2016年10月04日
  • 移動のときを待つタイキシャトル
    移動のときを待つタイキシャトル
  • 出発前のメディカルチェック
    出発前のメディカルチェック
  • 2017年、2018年はイーストスタッド供用の予定
    2017年、2018年はイーストスタッド供用の予定

   9月30日、新ひだか町静内田原にあるアロースタッドで種牡馬生活を送っていたタイキシャトル(牡22歳)が、浦河町西幌別のイーストスタッドへ移動した。

   タイキシャトルは2年ごとにアロースタッドとイーストスタッドで繋養される国内シャトル種牡馬。シンジケート結成時からの取り決めで、種牡馬入りした1999年から続いている。

   タイキシャトルは父デヴィルズバッグ、母ウェルシュマフィン、母の父カーリアンという血統のアメリカ産馬。競走成績は13戦11勝。3歳時の1997年にはマイルチャンピオンシップ(G1)とスプリンターズS(G1)などを制してJRA最優秀スプリンターに、4歳時の1998年にはフランスのジャックルマロワ賞(G1)、安田記念(G1)、マイルチャンピオンシップ(G1)などを制し、短距離馬として初めてJRA年度代表馬に選出されたほか、最優秀4歳以上牡馬と最優秀スプリンターに選ばれた。

   種牡馬としては2003年のNHKマイルC(G1)優勝馬ウインクリューガー、2005年のフェブラリーS(G1)優勝馬メイショウボーラー、2010年のJBCスプリント(Jpn1)優勝馬サマーウインドなど、数多くの活躍馬を輩出。母の父としても2014年の日本ダービー(G1)優勝馬ワンアンドオンリー、2015年のスプリンターズS(G1)優勝馬ストレイトガールなどが活躍している。今年は種付けシーズン前半に外傷を負い休養したため、種付け頭数は28頭だった。

   事務局の(株)ジェイエスでは「昨年はとても高い受胎率を示していたので、今年も怪我さえなければたくさん種付けできたとおもいます。高齢ではありますが内臓面は元気です。少しでも長く種牡馬を続けてほしいですね」と馬運車を見送った。