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カンパニーがブリーダーズ・スタリオン・ステーションに移動

  • 2014年12月22日
  • ブリーダーズ・スタリオン・ステーションに移動したカンパニー
    ブリーダーズ・スタリオン・ステーションに移動したカンパニー
  • ミラクルアドマイヤの唯一の後継種牡馬
    ミラクルアドマイヤの唯一の後継種牡馬
  • 産駒成績は右肩上がりで上昇中だ
    産駒成績は右肩上がりで上昇中だ

 12月22日早朝、安平町の社台スタリオンステーションに繋養されていたカンパニー(牡13歳)が、日高町門別のブリーダーズ・スタリオン・ステーションに移動した。来季からは新天地で種牡馬生活を継続する。

 カンパニーは父ミラクルアドマイヤ、母ブリリアントベリー、母の父ノーザンテーストという早来町・ノーザンファーム生産馬。半兄は2004年のアルゼンチン共和国杯(G2)優勝馬のレニングラード、半弟は2012年の毎日杯(G3)優勝馬のヒストリカルがおり、近親には1995年のマイラーズC(G2)勝ち馬のビッグショウリ、2003年のJRA最優秀障害馬ビッグテーストがいる。ブリーダーズ・スタリオン・ステーションで2013年から種牡馬生活を送っているトーセンホマレボシ、来季から種牡馬生活をスタートさせるトーセンジョーダンも同じ一族になる。

 カンパニーの競走成績は35戦12勝。3歳時、2004年の1月の新馬戦で勝ち上がると、4歳になり2005年の京阪杯(G3)で重賞初勝利。5歳時の2006年には大阪杯(G2)を、6歳時の2007年には関屋記念(G3)、7歳時の2008年中山記念(G2)とマイラーズC(G2)に優勝。そして8歳になると2009年の中山記念(G2)を連覇して、秋には毎日王冠(G2)、天皇賞(秋)(G1)、マイルチャンピオンシップ(G1)と重賞3連勝を飾った。

 2010年に社台スタリオンステーションで種牡馬入りし、これまでに2世代がデビュー。12月17日に川崎競馬場で行われた全日本2歳優駿(Jpn1)で3着となったタイセイラビッシュ、今年のホッカイドウ競馬の北海優駿に優勝したヤマノミラクル、昨年のブリーダーズゴールドジュニアカップに優勝したポップレーベルなどが活躍している。

 ブリーダーズ・スタリオン・ステーションでは、カンパニーの父であるミラクルアドマイヤを2004年から2007年まで繋養。父の出世頭をラインナップに加えることになり、「今回、縁があってカンパニーを当スタリオンに迎え入れることになりました。支援していただいた関係者の方々には感謝申し上げます。来年のデビューを控えている1歳や今年生まれた当歳の産駒数が多いので、これからの活躍がますます期待できると思います。ミラクルアドマイヤの貴重な後継種牡馬として頑張ってほしいですね」と話していた。