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平成23年度北海道地方競馬優秀賞・北海道競馬記者クラブ表彰式が行われる

  • 2012年03月12日
  • 札幌市内のホテルで行われた表彰式
    札幌市内のホテルで行われた表彰式
  • 主催者を代表して挨拶する川上修北海道農政部競馬事業室長
    主催者を代表して挨拶する川上修北海道農政部競馬事業室長
  • 北海道競馬記者クラブ賞の表彰
    北海道競馬記者クラブ賞の表彰
  • 受賞者を代表して謝辞を述べる田中淳司調教師
    受賞者を代表して謝辞を述べる田中淳司調教師
  • 優秀な成績を収めた受賞者たち
    優秀な成績を収めた受賞者たち

 本年度のホッカイドウ競馬の開幕を1ヵ月半後に控えた3月8日、平成23年度のホッカイドウ競馬で活躍した馬及び厩舎関係者を表彰する「北海道競馬記者クラブ」と「北海道地方競馬優秀賞」の表彰式が、札幌市内のホテルで開催された。

 表彰式には川上修北海道農政部競馬事業室長、井村勝昭北海道軽種馬振興公社専務理事、ホッカイドウ競馬の馬主、調教師、騎手、厩務員のほか、北海道競馬記者クラブ、報道陣などが出席。昨年は1月に門別競馬場でファンを招いて行われたが、今年は表彰対象騎手がシーズンオフに期間限定騎乗をしていた関係などで、この時期での開催になった。

 表彰式では北海道競馬記者クラブを代表して牧田大一スポーツニッポン新聞北海道総局編集部長が「平成23年度は115億円を超える発売を記録し、7年ぶりに目標をクリアしました。これはひとえにここに出席された皆様や関係者の努力の賜物と感じます。本年度は黒字化を目指す大事な1年となります。私達記者クラブ、マスコミも皆様と一緒に盛り上げていきたいと思います」と挨拶。

 川上修室長は「地方競馬は大変厳しい状況にあります。ホッカイドウ競馬はここ数年の取組の中で収支均衡を見通せるまでなんとかきました。さらなる収支改善に向けて私どもも今まで以上に頑張ります。発売額を増やす最大の要素は、皆様方の活躍、良い馬をつくってファンに喜んでいただくこと。来年度も活躍を期待しています。体調管理に気をつけ怪我することなく、80日間の開催を終えることを祈念しています」と挨拶。

 続いて優秀な成績を収めた馬主、騎手、調教師、厩務員らを表彰。各受賞者に賞状や記念品が贈られると会場は祝福の拍手で包まれた。

 受賞者を代表して田中淳司調教師は「我々はこの栄えある賞を大事にして、これからもホッカイドウ競馬に全精力を傾けていきたいと思います」と力強く挨拶。4月25日の開幕に向け決意を新たにした。

 受賞者は下記の通り(敬称略)。

「北海道競馬記者クラブ表彰式」
・平成23年度北海道競馬記者クラブ賞
調教師 田中淳司
騎手 服部茂史 

・スポーツニッポン 特別賞 
騎手 小国博行 

・道新スポーツ 年度代表馬賞
(サラブレッド2歳)
ウィードパワー号
馬主 廣島剛
調教師 田中正二 

(サラブレッド系3歳以上)
ショウリダバンザイ号
馬主 林正夫
調教師 林和弘 

・報知新聞 リーディングトレーナー賞
調教師 原孝明 

・日刊スポーツ リーディングジョッキー賞
第1位 服部茂史
第2位 桑村真明
第3位 五十嵐冬樹 

「平成23年度北海道地方競馬優秀賞」
・優秀調教師賞          
(1)勝利度数
第1位 原孝明       
第2位 田中淳司       
第3位 角川秀樹       

(2)勝率
第1位 田中淳司
第2位 林和弘       
第3位 原孝明        

・優秀騎手賞
(1)勝利度数
第1位 服部茂史       
第2位 桑村真明       
第3位 五十嵐冬樹        

(2)勝率
第1位 服部茂史
第2位 五十嵐冬樹       
第3位 井上俊彦        

・優良厩務員賞
坪島郁浩(林和弘厩舎)
納富計(桑原義光厩舎)
山本善徳(田中正二厩舎) 

・レコード賞
服部茂史騎手
10月25日第7競走JRA認定アタックチャレンジ競走(1,000 門別)
バクシンクリチャン号 牝2  59.2(従前タイム 59.5) 

桑村真明騎手
9月27日第8競走アポイ山荘特別(1,700 門別)
イッシンドウタイ号 牡2 1.47.0(従前タイム 1.47.8) 

坂下秀樹騎手
9月21日 第11競走日高軽種馬青年部連合会特別(1,700 門別)
エイシンイッパツ号 牡7 1.44.9(従前タイム1.46.2) 

岩橋勇二騎手
8月18日 第12競走第32回王冠賞(2,600 門別)
ビューティーリヨ号 牝3 2.47.7(従前タイム2.51.3)