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スニッツェルが社台スタリオンステーションに再入厩

  • 2011年02月09日
  • 4シーズンぶりに社台SS入りしたスニッツェル
    4シーズンぶりに社台SS入りしたスニッツェル
  • 満を持しての再来日となった
    満を持しての再来日となった
  • 種付料は受胎条件で150万円に設定された
    種付料は受胎条件で150万円に設定された

 安平町の社台スタリオンステーションに2月8日午前8時、豪州からスニッツェル(牡9歳)が再入厩した。

 スニッツェルは父リダウツチョイス、母スニペッツラス、母の父スニペッツという鹿毛の豪州産馬。現役時代は豪州で15戦7勝2着1回3着3回。豪州スプリント界のトップホースとして君臨し、豪州スプリントG1のMRCオークレイプレート(G1)では、2006年のスプリンターズS(G1)勝ち馬テイクオーバーターゲットを退け初G1制覇を果たした。

 現役引退後の2006年に豪州で、2007年には日本で種牡馬入り。豪州・日本で初産駒がデビューした昨シーズンは、豪州では2歳新種牡馬ランキング第2位。日本ではJRA2歳新種牡馬の勝ち上がり第1号になるなどしてJRA2歳新種牡馬ランキングの第4位にランクイン。函館2歳S(G3)3着のルニリガナ、エーデルワイス賞(Jpn3)3着のフロレアル、黄菊賞(2歳500万下)を制したミッキーマスカットらの父として知られている。

 日本では2007年以来4年ぶりの供用。2008年以降は馬インフルエンザ問題などで来日を控えていたが、初年度産駒が結果を出したことで再び日本上陸となった。

 種付料は受胎条件150万円。久しぶりに再会した社台SS事務局の徳武英介氏は「父のリダウツチョイスはデインヒルの後継として素晴らしい成績を残す種牡馬です。4年ぶりの供用となりますが、初産駒も結果を出しているので待ちに待った来日となりました。こういう短距離を得意とする種牡馬はとても希少価値があると思いますので、多くの繁殖を集めたいです。再来日が決まったのは昨年暮れたったので、これから広く周知して売り込んでいきます」と話していた。