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門別競馬場でコスモバルクの引退式が行われる

  • 2010年05月06日
  • 引退式でのコスモバルク
    引退式でのコスモバルク
  • 生産者の加野喜一さんと共に記念撮影
    生産者の加野喜一さんと共に記念撮影
  • 関係者の皆さん
    関係者の皆さん
  • 岡田繁幸さん
    岡田繁幸さん
 5月4日、門別競馬場でコスモバルク(加野牧場生産)の引退式が行われた。コスモバルクは2001年産の9歳牡馬。ホッカイドウ競馬・認定厩舎制度第1号としてデビューし、ホッカイドウ競馬所属で国内外のG1レースへ挑戦。2006年、シンガポール航空国際カップ(G1)優勝を含む48戦10勝の成績を残し、2010年引退した。

 門別競馬場ではコスモバルクのパネル展や優勝レイが飾られ、ウイナーズサークルには応援幕も張られた。記念グッズが当たる抽選会には長蛇の列ができ、コスモバルクを写しに、デジタルカメラを持参してきたファンの姿も多かった。

 晴れ渡った空のもと、引退式が行われるウイナーズサークル付近には大勢のファンで埋めつくされた。コスモバルクが登場すると、“お疲れさま”、“ありがとう”という声が飛び、訪れたファンは競馬場での最後の雄姿を目に焼き付けていた。

 引退式では馬主である岡田美佐子さんへ功労馬表彰と北海道知事からの感謝状が渡され、岡田繁幸さん、岡田美佐子さん、田部和則調教師、鹿島秀樹厩務員、榎並健史厩務員へ花束が渡された。

 関係者を代表して岡田繁幸さんが挨拶し、「本日はこのようなセレモニーを開催していただき、ありがとうございます。思えば、認定厩舎制度がスタートした第1号がコスモバルク号で、このような成績が残ることは奇跡に近いことだと思っています。本来なら、ホッカイドウ競馬のレースをもっと使いたかったのですが、同馬に芝適性があるため、中央競馬に挑戦し続けることで、G1出走回数が日本一となったのも多くのファンに支えられてきたおかげです。これからは牧場におりますので、いつでも会いに来てください。これまでたくさんのお客様に応援していただきき、本当にありがとうございました。」と、コスモバルクへの思いやファンへの感謝の気持ちを伝えた。

 生産者である加野牧場の加野喜一さんも門別競馬場へ駆けつけた。引退式終了後にお話を伺うと、「生産者として感無量です。ご苦労さまと言ってあげたい。この馬の兄弟馬は皆脚元が丈夫で、長い間よく走ってくれました。私も年に何度かビッグレッドファームへ会いに行きたいと思っています。」と、7年間に及ぶ激闘を終えたコスモバルクをねぎらっていた。

 この日はコスモバルクに携わったスタッフも多数門別競馬場へ駆け付けていた。ビッグレッドファームでコスモバルクにまたがり、育成・調教を担当していた水島さんは、「育成の頃は扱いやすい馬だったというのを覚えています。坂路コースを走ると、他の馬がゴールの時にバテてしまうのに対し、コスモバルクはゴールを過ぎても伸びるぐらいの馬だったので、能力は高いと思っていました。古馬になってからも牧場で騎乗する機会がありましたが、速い時計を出すと乗り味が素晴らしく、やっぱりエンジンが違うなと感じました。今後はゆっくり過ごして欲しいです。」と、鍛練の日々を懐かしげに話してくれた。

 この日、門別競馬場へは開設以来のレコードとなる2,867人が来場。コスモバルクの功績、人気の高さを改めて感じる1日だった。

 引退後のコスモバルクはビッグレッドファーム(新冠町)で功労馬として余生を送る。
取材班

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