馬産地ニュース

コパノフウジンがレックスSに種牡馬入り

  • 2009年04月25日
  • レックススタッドに入厩したコパノフウジン
    レックススタッドに入厩したコパノフウジン
  • 同

  • 同

 内外の活躍馬を多数抱える新ひだか町のレックススタッドに、また1頭、個性派競走馬が仲間入りした。
 逃げ差し自在、芝ダートを問わずに短距離重賞戦線をにぎわせたコパノフウジン(牡7歳)が4月4日のコーラスSを最後に現役生活を引退。今シーズンから同スタッドで種牡馬生活を送ることになった。

 同馬は、日高町のヤナガワ牧場の生産馬。2歳7月に栗東の宮徹厩舎からデビュー。2歳時は4戦1勝だったが、3歳になって飛梅賞で6馬身差圧勝。バイオレットSはドンクールの後塵を拝したが、10番人気で出走したクリスタルC2着でディープサマーの2着に粘りこんで波乱を演出。その後も06年のガーネットSは勝馬から時計差なしの3着。オーシャンSは出遅れながらもネイティヴハートの2着に頑張り、京阪杯は逃げてアンバージャックの2着。08年のシルクロードSでは後方から追い込んでファイングレインの2着と、短距離戦線の常連として活躍した。
 父のヘネシーは2001年にリース供用で来日。わずか1年限りの供用だったが、本馬のほか06年のフェブラリーSや05年武蔵野S優勝のサンライズバッカスや若駒Sでディープインパクトの2着したケイアイヘネシーなどを出したほか、外国産馬として輸入されたエイシンスペンサーは01年の京都新聞杯2着、02年の鳴尾記念2着など活躍した。2007年に急死した父の後継種牡馬として期待されている。

                 日高案内所取材班