馬産地ニュース

アサティス帯広の競勝牧場へ移動

  • 2006年12月22日
 個性派競走馬を数多く送り出してきた人気種牡馬アサティス(牡21歳 父トップサイダー)が12月7日、新ひだか町アロースタッドを退厩。帯広市の競勝牧場へと移動した。来年度以降も種牡馬生活は続行する予定。
 同馬は87年10月にイギリスでデビュー。2歳時は2戦0勝。3歳7月に初勝利をあげると同年9月のカンバーランドロッジS(G3、芝12ハロン)で重賞初優勝。その後は欧州の重賞戦線で長く活躍した。とくにアスコット競馬場に強く、ハードウィックS(G2、芝12ハロン)2連覇をはじめ、柴田政人騎手(現調教師)を鞍上に挑戦したキングジョージⅥ&クインエリザベスDSでは3着になっている。通算成績は16戦6勝2着3回3着2回(重賞5勝)
 91年から日本の静内スタリオンステーションで種牡馬となり、初年度産駒のメイショウテゾロはシンザン記念に勝ったほか、16番人気にで出走したマイルチャンピオンシップで2着に快走。馬連で10万円馬券を演出するなど個性派として活躍した。その後はJRA最優秀ダート馬に輝いたダートウイングアロー(ジャパンCダート、同2着、フェブラリーS、同2着)、スマートボーイ(アンタレスS2回、平安S2回など)スナークレイアース(白山大賞典)などを送り出して長く活躍した。
 新天地での活躍を祈りたい。 

             日高案内所取材班