静内地区の最後を飾ったのは二十軒道路の入口に位置するレックススタッドでした。今年から同スタッドの仲間入りを果たしたのは、最強ステイヤーの呼び声高いヒシミラクルと、韋駄天カルストンライトオ。そして当歳市場で３億３５００万円で落札されたトーセンダンスの３頭です。穏やかな天気に誘われるように約３００人の関係者が会場を訪れました。
　新種牡馬３頭に続いて、同スタッドでは不変の人気を誇るティンバーカントリーやエイシンサンディを筆頭に、昨年、オーストラリアから凱旋帰国を果たしたジェニュイン。２年目を迎えて充実著しいサクラプレジデントや海外重賞３勝のエイシンプレストンなど個性派１６頭が１頭づつ紹介されました。
　地方競馬の減少などにより生産頭数の減少が余儀なくされている日高地方では、種牡馬の世界も競走が激化しておりますが、強い馬づくりには血の更新は不可欠です。これら新種牡馬によって、新しい血統が創り出されていることを願ってやみません。

［新種牡馬］
＊ヒシミラクル
　春を思わせるような陽射しに芦毛の馬体がまぶしい光っていました。菊花賞、天皇賞・春、そして宝塚記念に勝った最強ステイヤーに４度目のミラクルの期待が高まります。

＊カルストンライトオ
　漆喰の馬体に派手な大流星。今回はゴムマリのように弾力のある筋肉を大いにアピールしました。快速スプリンターの血を受け継ぐ産駒の誕生を期待したいものです。

＊トーセンダンス
　当歳市場で３億３５００万円の評価を得た好馬体を惜しみなく披露してくれました。１歳時に腰椎を骨折した影響で競走馬としては不完全燃焼でしたが、夢を産駒に託します。

レックス（レックススタッド繋養馬）
種付け条件　　　　　　　　　2月21日現在
●アグネスゴールド
　　　受胎条件　　３０万円（出生条件　　５０万円）
●エアジハード
　　　受胎条件　　３０万円（出生条件　　５０万円）
●エイシンサンディ
　　　出生条件　　８０万円
●エイシンワシントン
　　　出生条件　　８０万円
●エイシンプレストン
　　　出生条件　１００万円
●カルストンライトオ（新種牡馬）
　　　受胎条件　　８０万円（出生条件　１００万円）
●サクラチトセオー
　　　受胎条件　　５０万円（出生条件　　８０万円）
●サクラプレジデント
　　　受胎条件　１００万円（出生条件　１５０万円）
●ジェニュイン
　　　受胎条件　　５０万円（出生条件　　８０万円）
●ショウナンカンプ
　　　出生条件　　３０万円
●ティンバーカントリ受胎条件
　　　受胎条件　１２０万円（出生条件　１５０万円）
●トゥナンテ
　　　出生条件　　２０万円
●トーセンダンス（新種牡馬）
　　　受胎条件　　３０万円（出生条件　　５０万円）
●ナイスベンゲル
　　　出生条件　　３０万円
●ヒシアリダー
　　　出生条件　　３０万円
●ヒシミラクル（新種牡馬）
　　　受胎条件　　５０万円（出生条件　　８０万円）
●フサイチソニック
　　　受胎条件　　３０万円（出生条件　　５０万円）
●ヘクタープロテクター
　　　受胎条件　　５０万円（出生条件　　８０万円）
●マチカネフクキタル
　　　出生条件　　３０万円
●メイセイオペラ
　　　出生条件　　２０万円
●モルフェデスペクタ
　　　受胎条件　　２０万円（出生条件　　３０万円）
●ヤマニンセラフィム
　　　受胎条件　　３０万円（出生条件　　５０万円）
●ヤマニンリスペクト
　　　出生条件　　２０万円
●ヤマニンゼファー
　　　出生条件　　３０万円

※変更される事もありますので、関係者の方は金額や条件の詳細などを再度御確認ください。