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サートゥルナーリアが社台スタリオンステーションにスタッドイン

  • 2021年01月26日
  • スタッドインしたサートゥルナーリア
    スタッドインしたサートゥルナーリア
  • 1月21日に報道陣に公開された
    1月21日に報道陣に公開された
  • ロードカナロアの後継種牡馬として期待は大きい
    ロードカナロアの後継種牡馬として期待は大きい

 1月18日、安平町早来源武にある社台スタリオンステーションに、本年から種牡馬として新たに供用を開始するサートゥルナーリアがスタッドインした。

 サートゥルナーリアは牡5歳の黒鹿毛。父はロードカナロア、母はシーザリオ、母の父はスペシャルウィークという血統で、半兄は2013年の菊花賞(G1)、2014年のジャパンC(G1)などを制覇し、種牡馬としても初年度産駒から無敗の3冠牝馬デアリングタクトを送り出したエピファネイア、2015年にデビュー2戦目で朝日杯フューチュリティS(G1)を制覇してJRA賞最優秀2歳牡馬に選出されたリオンディーズとなる。

 サートゥルナーリアの競走成績は10戦6勝2着1回、獲得賞金は523,585,000円。有限会社キャロットファームの所有馬、栗東の角居勝彦厩舎の管理馬として2018年6月のメイクデビュー阪神でデビュー勝ち。2戦目の萩Sで連勝すると12月のホープフルS(G1)で重賞初制覇を飾った。

 3歳になり2019年の皐月賞(G1)をデビューから無傷の4連勝でクラシック制覇。9月の神戸新聞杯(G2)で3つ目の重賞タイトルを獲得した。古馬になってからは2020年の金鯱賞(G2)に優勝。昨秋はジャパンC(G1)に向け調整されていたが左飛節を痛めたため回避。休養先で背中のダメージが現れ、復帰してもベストなパフォーマンスを発揮することができないと判断され現役生活にピリオドを打ち、種牡馬入りすることが決まった。

 1月20日付でJRAの競走馬登録を抹消したサートゥルナーリアは、21日に牧場関係者や報道陣にお披露目。慣れた様子で立ち姿を披露した。

 種付料は600万円(8月末受胎確認後、9月末迄支払。フリーリターン特約付)に決定。スタッドインが報じられてから、たくさんの問い合わせや配合申し込みが、連日のように寄せられているという。

 社台スタリオンステーション事務局は「スタッドインした当初はほかの馬に反応していたのですが、日に日に落ち着いてきました。種牡馬向きのメンタルをしていると思います。血統、成績、能力とも素晴らしく、文句のつけようがありません。持っているポテンシャルを邪魔しないようにして良い産駒が残せるような舞台を整えていきたいと思います」と話した。