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ひだかうまキッズ探検隊がどさんこを見学

  • 2021年01月20日
  • 北海道大学北方生物圏フィールド科学センター静内研究牧場でどさんこを見学したひだかうまキッズ探検隊
    北海道大学北方生物圏フィールド科学センター静内研究牧場でどさんこを見学したひだかうまキッズ探検隊
  • どさんこの生態や歴史について学んだ
    どさんこの生態や歴史について学んだ
  • ガイド役を務めた河合正人場長
    ガイド役を務めた河合正人場長

 1月16日、新ひだか町静内御幸町にある一般社団法人umanowaが主宰する「ひだかうまキッズ探検隊」は、新ひだか町静内御園にある国立大学法人北海道大学北方生物圏フィールド科学センター静内研究牧場において、どさんこを見学した。

 北大静内研究牧場は昭和25年に農林省新冠種畜牧場(現独立行政法人家畜改良センター新冠牧場)より、林牧馬約80頭および林間放牧地の保管換えを受け、農学部日高実験農場として発足。平成13年に大学内の施設が整備されて現在の名称になった。森林330ha、草地130haを含む470haの土地に、牛約150頭(肉牛用)、馬約100頭(北海道和種馬、乗用馬および軽種馬)を飼養し、大学の研究牧場としては最大規模を誇る。牧場は家畜生産に関する総合的な教育研究の場としてのほか、教養教育としての自然教育・農業教育の場としても活用されている。

 今回のどさんこ見学には17人のキッズが参加。朝早く新ひだか町役場のロビーに集まったキッズはラジオ体操で準備運動をした後、専用のバスで静内研究牧場へ移動した。

 場内ではウニモグに乗って高低差の激しい山道を進み、どさんこが放牧されている森林の中の放牧地に到着。キッズたちは急斜面の放牧地に入り、放牧されているどさんこの頭数を数えた。

 放牧地では河合正人場長、職員の山田さん、韓国からの研修生のカンミンさんがキッズに対応。なぜ木が生い茂る森林のなかで放牧するのか、放牧してどんなことを研究しているのか、どさんこはこの放牧地の中で何を食べているのか、育てたどさんこはどうしているのか、たくさんいるどさんこの個体をどのようにして判別しているのか、どさんこには何種類の毛色があるのかなどをわかりやすく説明した。

 キッズは人懐こいどさんことのふれあいを楽しみ、昔から北海道に根付いてきたどさんこの奥深さを学んだ。