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ウォータービルドがアロースタッドにスタッドイン

  • 2021年01月20日
  • スタッドインしたウォータービルド
    スタッドインしたウォータービルド
  • 元気な姿でアロースタッドに到着した
    元気な姿でアロースタッドに到着した
  • 到着後はすぐにメディカルチェックを受けた
    到着後はすぐにメディカルチェックを受けた

 1月8日、新ひだか町静内田原にあるアロースタッドに、2021年から新たに種牡馬として供用を開始するウォータービルドが、関係者が出迎える中、元気な姿でスタッドインした。

 牡7歳鹿毛のウォータービルドは、父がディープインパクト、母がウォーターエナン、母の父がボストンハーバーという血統。浦河町姉茶にある伏木田牧場の生産馬で、半兄はJRAで6勝をあげたウォータールルド、母系は昨年35歳で大往生した世界的大種牡馬フォーティナイナーと同じ一族になる。

 ウォータービルドの競走成績は11戦3勝。ウォーターの冠名で有名な山岡良一氏の所有馬、栗東の岡田稲男厩舎の管理馬として2016年11月のメイクデビュー京都でデビュー勝ち。骨折により9か月の休養をはさんだ2017年8月の英彦山特別で2連勝を飾った。その後、再び骨折のため2年3か月休養。2020年に復帰すると3月に3勝目をあげた。

 1月6日付で競走馬登録を抹消したウォータービルドは、種牡馬を引退し6日にアロースタッドを退厩したウォーターリーグと入れ替わる形でアロースタッドに到着。今春から始まる種牡馬生活に意欲を見せた。

 事務局の(株)ジェイエスは「骨折のため数多くのレースを使えませんでしたが、デビュー2連勝と強い競馬を見せてくれました。ディープインパクトの産駒にしては500kgを超える大型馬で芝でもダートでも結果を残しました。オーナーも愛着のある一頭ということで種牡馬として大変楽しみにしておられます。生まれた子供は牧場へ足を運んで全頭見てみたいともおっしゃっていました。母系も優秀ですしどんな種牡馬になるかとても楽しみです」と話した。

 2021年度の種付料は20万円(受胎確認後支払)に決定している。