馬産地ニュース

新ひだか町博物館でひだかうまキッズ探検隊展示会

  • 2021年01月13日
  • 新ひだか町博物館で始まった展示会
    新ひだか町博物館で始まった展示会
  • 8回にわたる取り組みを紹介
    8回にわたる取り組みを紹介
  • キッズがつくった矢野牧場マップ
    キッズがつくった矢野牧場マップ

 12月29日、新ひだか町静内御幸町にある一般社団法人umanowaが主宰する「ひだかうまキッズ探検隊」の展示会が、新ひだか町静内山手町にある新ひだか町博物館で始まった。展示会は1月31日まで。

 ひだかうまキッズ探検隊は、「馬」を活用し、町内外の馬関係機関の協力・連携のもと、軽種馬の魅力や馬文化を子どもたちに伝える取り組み。2017年から始まり2020年で4年目。馬に関する場所に出向いて「見て・聞いて・触れる」プログラムで、毎年約20人の子どもたちが参加している。一般社団法人umanowaではほかにも、ライディングヒルズ静内のポニーを利用した馬の出張授業、学校授業内で軽種馬産業を学ぶ取り組みなども行っている。

 展示会では2020年のひだかうまキッズ探検隊が行った取り組みを紹介。第1回のライディングヒルズ静内での馬とのふれあい、第2回のアロースタッドでの種牡馬会見学、第3回の矢野牧場での生産牧場見学、第4回の服部牧場での繁殖牝馬や当歳の手入れ体験と厩舎作業体験、第5回の門別競馬場でのホッカイドウ競馬見学、第6回の北海道静内農業高等学校への体験入学、第7回のイノウエホースクリニックでの馬の獣医の仕事見学などが写真付きで展示されている。

 ライディングヒルズ静内では子どもたちが手入れしたうまの特徴、アロースタッドではカリフォリニアクロームといった種牡馬のスケッチ、矢野牧場では広大な敷地面積を誇る矢野牧場のマップ、服部牧場では厩舎内での掃除の様子、門別競馬場ではレースやパドックの様子、静内農高では厩舎作業や乗馬の様子、イノウエホースクリニックでは馬の治療の方法などをスケッチしたキッズの力作が貼られている。

 主宰するumanowaでは「今後も新ひだか町の子どもたちが『馬』を通してふるさとを知ることができる、馬産地ならではのプログラムとして根付くことを目標に継続していきます」と話している。