馬産地ニュース

門別軽種馬生産振興会が馬魂慰霊祭

  • 2020年10月09日
  • 門別軽種馬生産振興会の馬魂慰霊祭
    門別軽種馬生産振興会の馬魂慰霊祭
  • 挨拶する庄野宏志門別軽種馬生産振興会長
    挨拶する庄野宏志門別軽種馬生産振興会長
  • 仏花が置かれた馬頭観世音菩薩
    仏花が置かれた馬頭観世音菩薩

 10月7日、門別軽種馬生産振興会(庄野宏志会長)は日高町緑町にある日高軽種馬農業協同組合門別種馬場跡地の馬魂慰霊碑前において、馬魂慰霊祭を執り行った。

 門別軽種馬生産振興会は日高町門別地区の軽種馬生産者で構成。馬魂慰霊祭は振興会の伝統行事で、毎年この日に行われている。馬魂慰霊碑の周辺には馬頭観世音菩薩、かつて門別種馬場にて種牡馬として繋養されていたホウヨウボーイの墓碑などがある。

 馬魂慰霊祭には庄野会長、槇本一裕副会長や会員、日高軽種馬農業協同組合の木村貢代表理事組合長、梁川正普理事、職員、日高町獣医師会の沖田正憲会長、日本軽種馬協会静内種馬場の小林孝平庶務課長、(株)サラブレッド・ブリーダーズ・クラブの秋山達也営業部長、軽種馬関係者、関係団体、関係機関の職員など約20人が参列。富川神社の高橋秀徳宮司の神事に従い、参列者は順番に、玉串をたてて根元を両手で持ち、祈りを込めた玉串を寝かせると、根元を神前のほうへ向けて祭壇におさめ、二礼二拍手一礼の作法で拝礼して、地元の軽種馬産業の発展、軽種馬生産育成の向上に寄与してきた競走馬や種牡馬、繁殖牝馬たちへの感謝と冥福を祈るとともに、これからの門別産馬の活躍、軽種馬生産の更なる発展を祈願した。

 馬魂慰霊祭の主催者を代表して庄野会長は「本日はお忙しいなか、当振興会の馬魂慰霊祭にご出席いただき誠にありがとうございます。心より感謝申し上げます。皆様のおかげをもちまして、無事、馬魂慰霊祭を執り行うことができました。せりの売り上げも競馬の売り上げも順調ではありますけれども、さらなる皆様のご健勝と、皆様の生産馬の安全と活躍を祈念いたしまして、あいさつとさせていただきます。本日はどうもありがとうございました」と頭を下げた。

 本来ならば馬魂慰霊祭後に懇親会の場が設けられるが、今年は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、参列者には弁当を配り対応した。