馬産地ニュース

ひだかうまキッズ探検隊が牧場作業を体験

  • 2020年10月09日
  • 服部牧場を訪れたひだかうまキッズ探検隊一行
    服部牧場を訪れたひだかうまキッズ探検隊一行
  • 生産牧場の仕事について説明する服部健太郎社長
    生産牧場の仕事について説明する服部健太郎社長
  • 優しく声をかけながらブラッシング
    優しく声をかけながらブラッシング

 10月3日、新ひだか町静内御幸町にある一般社団法人umanowaが主宰する「ひだかうまキッズ探検隊」は、新ひだか町静内神森に本場がある服部牧場で牧場作業を体験した。

 服部牧場は1959年創業。新ひだか町静内の本場と新冠町西泊津に分場がある生産牧場として知られる。新ひだか町を代表する名門牧場のひとつで、過去の生産馬には1996年の皐月賞馬イシノサンデー、2016年の皐月賞馬ディーマジェスティ、1992年のCBC賞(G2)優勝馬ユウキトップラン、1994年のセントライト記念(G2)優勝馬ウインドフィールズ、2011年のフィリーズレビュー(G2)優勝馬フレンチカクタス、2018年のレパードS(G3)優勝馬グリムなどがいる。現在は3代目の服部健太郎社長が陣頭指揮を執り、約30頭の繁殖牝馬を管理し、日夜、強い馬づくりに邁進している。

 ひだかうまキッズ探検隊の活動は、9月27日の矢野牧場に続いて今年4回目。この日は15人のキッズが参加した。

 新ひだか町役場に集合したキッズ一行は、この日の注意事項の説明や準備体操を行ってから出発。用意された専用バスで繁殖牝馬や当歳が管理されている西泊津の分場へ向かった。

 キッズを出迎えた服部社長は「今日は短い時間ですが、馬の手入れや厩舎作業を体験してもらいます。うまは臆病な動物です。走ったり大きな声を出したりしてうまをびっくりさせないでください」と説明し、体験がスタートした。

 2つのグループに分かれたキッズ一行は、金ブラシや毛ブラシを使って繁殖牝馬と当歳の親仔をブラッシング。優しく声をかけながら手入れをすると、気持ちよさそうに目を細める馬も見受けられた。

 続いて行われた厩舎作業では、フォークやほうきを手に馬房の寝藁を清掃。慣れない手つきで悪戦苦闘しながらも寝藁上げに精を出した。