馬産地ニュース

牧場就業促進事務局が研修コース体験入学会

  • 2020年08月11日
  • 展望台から施設見学をする体験入学会参加者
    展望台から施設見学をする体験入学会参加者
  • JBBAでは研修内容を説明
    JBBAでは研修内容を説明
  • 入構から4か月で身につけた騎乗技術を披露する第42期生
    入構から4か月で身につけた騎乗技術を披露する第42期生

 7月30日から8月1日、「強い馬づくりは、まず人づくりから…」を基本理念に、「多くの若者に競走馬の生産・育成の現場をつぶさに紹介することにより、フレッシュでやる気に満ちた若者の就業を促進し、世界の主要レースで活躍できる馬づくりを目指す」ことを目的に設立された牧場就業促進事務局は、研修コース(1年間・全寮制)の合同体験入学会を開催した。

 この体験入学会は、牧場で働くために必要な技術を学ぶ1年間全寮制の研修を見学するイベント。例年だと夏休み期間を利用して5泊6日で行われる牧場で働こう体験会のスケジュールの中に組み込まれているが、今年は新型コロナウイルス感染症への対策として、日程を2泊3日に短縮して2回に分けて、1回の参加者を10名までに限定して実施された。第2回は8月26日から28日の日程で組まれている。見学先は浦河町西舎にあるBTC軽種馬育成調教センターと新ひだか町静内田原にあるJBBA日本軽種馬協会静内種馬場の2か所になる。

 第1回の体験入学会には、北海道、神奈川県、静岡県、長野県、福井県、大阪府、奈良県などから、14歳、15歳、16歳、17歳、18歳の中学3年生から高校3年生までの10名が参加。進路の選択肢の一つとして、兄がJBBAの研修生、昨年に続いて2年連続での参加など、様々な動機で参加したという。

 7月30日に新千歳空港に集合した参加者は、ソーシャルディスタンスを確保したバスで浦河町まで移動。浦河町内のホテルに宿泊した。翌31日はBTCの育成調教技術者養成研修の騎乗訓練を見学。感染防止のため研修生とは距離を取り、研修寮も外から見学した。最終日の8月1日はJBBAの生産育成技術者研修の様子を見学。続いて研修所の講義室で研修内容の説明が行われた。

 BTCの育成調教技術者養成研修の第39期生は現在募集中。募集人員は25名で募集締め切りは9月25日までとなっている。詳細はhttp://www.b-t-c.or.jp/まで。

 また、JBBAの2021年度(第43期)生産育成技術者研修の応募期間は9月11日まで。募集人員は12名程度となっている。詳細はhttps://jbba.jp/ まで。