馬産地ニュース

JRAの八戸1歳市場購買馬が宮崎育成牧場に到着

  • 2020年07月30日
  • 4,400,000円(税込)で購買したアルデバランⅡ産駒
    4,400,000円(税込)で購買したアルデバランⅡ産駒
  • 5,390,000円(税込)のトーセンホマレボシ産駒は牝馬の最高価格だった
    5,390,000円(税込)のトーセンホマレボシ産駒は牝馬の最高価格だった
  • 4,400,000円(税込)で購買したディーマジェスティ産駒
    4,400,000円(税込)で購買したディーマジェスティ産駒
  • 2,750,000円(税込)で購買したウインバリアシオン産駒
    2,750,000円(税込)で購買したウインバリアシオン産駒
  • 購買後のマイクロチップ検査
    購買後のマイクロチップ検査

 7月18日、JRA日本中央競馬会が八戸1歳市場で購買した1歳馬が宮崎県宮崎市にある宮崎育成牧場に到着した。

 JRAは7月7日に青森県三戸郡の八戸家畜市場で開催された青森県軽種馬農業協同組合が主催する1歳市場、八戸「奏」市場において、牡2頭、牝2頭の合計4頭を総額16,940,000円(税込)で購買。4頭すべてが宮崎育成牧場にて、JRA育成馬として管理されることになった。

 4頭はJRA日高育成牧場から積み込まれたJRAホームブレッド2頭とともに移動。新潟競馬場で1泊してから、中国自動車道、九州自動車道を経由して宮崎育成牧場に到着したという。

 宮崎育成牧場では毎年、20頭程度のJRA育成馬を管理。九州の温暖な気候条件を生かして育成調教を行っている。降雪や馬場凍結の心配をすることなく、年間を通してカリキュラムに沿ったトレーニングを行える利点があり、放牧地では新鮮な青草を1年中採食できるメリットもある。

 宮崎育成牧場で育てられたJRA育成馬には、2001年の阪神ジュベナイルフィリーズ(G1)や小倉2歳S(G3)に優勝したタムロチェリー、1987年のカブトヤマ記念(G3)に優勝し母としてはユウセンショウ、ゴーカイ、ユウフヨウホウという重賞勝ち馬を送り出したユウミロク、1992年のアルゼンチン共和国杯(G2)に優勝したミナミノアカリなどがいる。

 今年のJRAブリーズアップセールには宮崎育成牧場から20頭が上場されすべてを売却。その中には6月13日の2歳新馬戦「メイクデビュー阪神」でデビュー勝ちを飾ったヨカヨカがいる。

 なお、JRAは7月13日に苫小牧市のノーザンホースパークで開催された日本競走馬協会主催のセレクトセール1歳セッションにおいても、牝馬1頭を11,000,000円(税込)で購買。こちらはJRA日高育成牧場で管理されている。