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デアリングタクトがノルマンディーファームに帰郷

  • 2020年07月17日
  • 報道陣にお披露目されたデアリングタクト
    報道陣にお披露目されたデアリングタクト
  • 牧場スタッフとの記念撮影
    牧場スタッフとの記念撮影
  • 牝馬3冠への期待は大きい
    牝馬3冠への期待は大きい

 今年の桜花賞(G1)、オークス(G1)を無敗のまま制覇したデアリングタクトが、育成時代を過ごした新ひだか町静内豊畑にあるノルマンディーファームに帰郷した。

 デアリングタクトは日高町豊郷にある長谷川牧場で生産された青鹿毛の3歳牝馬。父エピファネイア、母デアリングバード、母の父キングカメハメハという血統で、2018年のセレクトセール1歳において、1,296万円(税込)でノルマンディーファームに購買された市場取引馬として知られている。

 63年ぶり史上2頭目となる無敗での桜花賞(G1)、オークス(G1)の牝馬2冠を達成したデアリングタクトは、7月3日に報道陣にお披露目。牧場スタッフらに囲まれリラックスした姿を見せた。

 昨年の7月以来の再会になった富島一喜場長は「育成時はこんなに走るとは思いませんでした。デビュー戦からエルフィンステークス、桜花賞(G1)、オークス(G1)と驚きの連続でした。競馬場でのパドックやレースでの映像と違い、こちらに帰ってきてからはのんびりとしています。体も一回り大きくなって、精神的にも大人になったと感じます。様子を見ながら秋に向けて調整を進めていくと思います。とにかく無事に走って無事に牧場に帰ってきてほしいと願うだけです」と話した。