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マクフィ本邦初年度産駒が初勝利

  • 2020年05月12日
  • 本邦初年度産駒が初勝利をあげたマクフィ
    本邦初年度産駒が初勝利をあげたマクフィ
  • 2010年欧州3歳牡馬チャンピオン
    2010年欧州3歳牡馬チャンピオン
  • 2020年の種付条件は前払不受胎返還220万円
    2020年の種付条件は前払不受胎返還220万円

 4月27日、大井競馬場で行われた第2回大井競馬第1日の3R「SEEK GLORY 2歳新馬」において、2歳世代が本邦初年度産駒になるマクフィ産駒のマテーラフレイバーが逃げ切って優勝した。2歳新種牡馬の勝利はドゥラメンテに次いで2頭目。

 勝ったマテーラフレイバーは尾田信夫氏の所有馬、小林の福永敏厩舎の管理馬、白老町の習志野牧場の生産馬という牡の2歳鹿毛。母はクリスチャンパール、母の父はシンボリクリスエス、半兄に2017年のレパードS(G3)優勝のローズプリンスダムがいる血統になる。

 2頭目の本邦初年度産駒の出走でうれしい初勝利をあげたマクフィは、父ドバウィ、母デラール、母の父グリーンデザートという血統の英国産馬で牡13歳の鹿毛。現役時代は2010年の英2000ギニー(G1)、ジャックルマロワ賞(G1)、ジェベル賞(G3)などを含め6戦4勝の成績を残し、2010年欧州3歳牡馬チャンピオンの座に就いた。

 2011年より英国とNZで種牡馬供用開始。一足先にデビューした北南半球では初年度産駒からG1勝ち馬を送り出している。

 2016年に日本軽種馬協会が購入し、日本では2017年より日本軽種馬協会静内種馬場で供用開始。初年度の種付頭数は142頭で2歳世代は102頭が血統登録されている。2018年は107頭、2019年は105頭に種付け。3年連続で100頭以上の繁殖牝馬を集める人気種牡馬だ。