4月15日、新ひだか町静内御幸町にあるピュアプラザ1Fに、一般社団法人umanowa(うまのわ)の事務所がオープンした。

 umanowa(うまのわ)は本年3月末まで新ひだか町地域おこし協力隊として｢馬力本願プロジェクト｣を担当してきた糸井いくみさんが設立。糸井さんは2016年11月の着任以来、馬力本願プロジェクトの推進メンバーとして、主に教育･馬事普及活動に力を入れ、3年間の｢ひだかうまキッズ探検隊｣の取り組みを通して、地域の子供たちに馬文化の伝承活動を行ってきた。また、｢さくらうま｣というサークルでは、子供たちとともに地域の祭りに参加し、蹄鉄の輪投げコーナーなどを開いたりもした。

 新たに創設したumanowaでは、これまでの活動を継続し発展させることを掲げ、｢ひだかうまキッズ探検隊｣の実施、学校での馬を活用した授業の実施、各種イベントでの馬活用、馬産地PRイベントへの参加、ワークショップの開催などを計画している。

 事務所オープン初日には、授業を終えた町内の小学生が訪れ、ワークショップを開催。また、これまでの活動で訪問した町内の牧場関係者からはオープンを祝う記念品が届けられた。

 事務所をオープンした糸井さんは｢今は新型コロナウイルス感染症拡大のため、活発に動くことはできないのですが、収束したら新ひだか町を通じてひだか馬キッズ探検隊の募集が始まる予定です。やりたいことはたくさんあるのですがいまは自粛してます。事態が収束したら地域の子供たち、住民、牧場の方々が気軽に集まれる場所、そして、観光客の方が気軽に立ち寄れる場所にしていきたいと思います｣と話している。