カイロスが白馬牧場にスタッドイン
新冠町西泊津にある白馬牧場に、今年から種牡馬生活を送るカイロスがスタッドインした。
牡10歳栗毛のカイロスは、父がサウスヴィグラス、母がリープイヤー、母の父がロミタスという日高町豊郷にある松平牧場の生産馬。2011年の北海道オータムセールにおいて、1,575,000円(税込)で広島県馬主会に売却された市場取引馬となる。
カイロスは(有)アシスタントの所有馬、福山の高本友芳厩舎の管理馬として、2012年6月に福山の2歳新馬ルーキーシリーズ第一戦でデビュー。鮮やかにデビー勝ちを飾ると、その後も快進撃を続け7連勝で福山2歳優駿を制覇し重賞初制覇を成し遂げた。地元福山では無敵を誇り2013年には最後の福山ダービーに優勝。福山競馬が廃止された後には大井、高知に在籍。2017年には福永洋一記念を、2018年には園田FCスプリントに優勝。2歳から8歳まで現役生活を送り71戦29勝の成績を残した。
種付料は受胎条件10万円。白馬牧場は「新たな環境にもすっかり慣れて元気いっぱいです。ダートでたくさん活躍馬を送り出したサウスヴィグラスの後継種牡馬として頑張ってほしいです」と話している。