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ジュールポレールが母に

  • 2020年03月18日
  • ジュールポレールの初仔は鹿毛の牝馬
    ジュールポレールの初仔は鹿毛の牝馬
  • 母になったジュールポレールは子育ても上手という
    母になったジュールポレールは子育ても上手という
  • 母仔とも元気な毎日を過ごしている
    母仔とも元気な毎日を過ごしている

 2月10日、白老町社台にある社台コーポレーション白老ファームにおいて、ジュールポレールの初仔が誕生した。

 元気に生まれた初仔は鹿毛の牝馬。父はロードカナロアとなる。清水大マネージャーは「初仔なので小ぶりですが、この一族は大きくなる傾向があるので、サイズ的にはちょうどよいと思います。このファミリーは牧場にとっても大事な牝系です。ますます発展してくれることを願っていますので、父と母の良いところを受け継いで活躍してほしいです」と期待した。

 牝7歳鹿毛のジュールポレールは、父がディープインパクト、母がサマーナイトシティ、母の父がエリシオという社台コーポレーション白老ファームの生産馬。半兄には2012年のマイルチャンピオンシップ(G1)、京王杯スプリングC(G2)、2011年の弥生賞(G2)、2014年の中京記念(G3)、2010年の東京スポーツ杯2歳S(G3)などを制したサダムパテックがいる。

 ジュールポレールは現役時代、株式会社G1レーシングの所有馬、栗東の西園正都厩舎の管理馬として競走生活を送り、競走成績は17戦6勝、獲得賞金は239,401,000円(付加賞含む)。2018年のヴィクトリアマイル(G1)で1番人気のリスグラシューを鼻差退けて、重賞初制覇をG1で飾り、兄妹G1制覇を成し遂げた。

 2019年1月11日付でJRAの競走馬登録を抹消し、生まれ故郷に戻り繁殖入り。初仔は早ければ2022年にデビューを迎える。