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ホークビルがダーレー・ジャパン スタリオンコンプレックスにスタッドイン

  • 2020年02月10日
  • スタッドインしたホークビル
    スタッドインしたホークビル
  • 元気な姿でダーレー・ジャパン スタリオンコンプレックスに到着
    元気な姿でダーレー・ジャパン スタリオンコンプレックスに到着
  • 種付料は出生条件100万円
    種付料は出生条件100万円

 2月8日午前6時30分頃、日高町富浜にあるダーレー・ジャパン スタリオンコンプレックスに、2020年から種牡馬として供用されるホークビルが、神奈川県の動物検疫所横浜本所での輸入検疫を終え、元気な姿でスタッドインした。

 ホークビルは牡7歳の栗毛。父がキトゥンズジョイ、母がトレンザ、母の父がジャイアンツコーズウェイというアメリカ産馬で半弟のフリードロップビリーはブリーダーズフュチュリティ(G1)勝ち馬、一族には名種牡馬のコジーンがいる。

 ホークビルの競走成績は2歳から5歳まで4シーズンで24戦10勝2着2回3着4回。2015年4月にイギリスのニューベリーでデビュー。3戦目で初勝利をあげると、そこから破竹の6連勝でエクリプスS(G1)を制してG1初制覇を飾った。日本からレイデオロ、モズカッチャン、サトノクラウンが出走した2018年のドバイシーマクラシック(G1)は、後続に3馬身の差を付け逃げ切り勝ちで2つ目のG1タイトルを獲得した。

 現役引退後の2019年からイギリスのダルハムホールスタッドで種牡馬入り。初年度産駒は今春誕生する。

 ダーレー・ジャパンノミネーションオフィスの加治屋正太郎ノミネーションマネージャーは「遠距離輸送や長い検疫も順調に過ごすことができ、とても良いコンディションでスタッドインすることができました。ホークビルは、サドラーズウェルズ、ダンシングブレーヴ、オペラハウス、ジャイアンツコーズウェイ、シーザスターズとそうそうたる名種牡馬と同じように3歳でエクリプスS(G1)に勝ちました。競走成績もさることながら、この素晴らしい馬体をご覧いただければ、ホークビルを気に入っていただけると確信しています」と話した。

 2020年の種付料は出生条件100万円に設定されている。