馬産地ニュース

日本軽種馬協会静内種馬場で種付安全祈願祭

  • 2020年02月05日
  • 日本軽種馬協会静内種馬場で行われた種付安全祈願祭
    日本軽種馬協会静内種馬場で行われた種付安全祈願祭
  • 厩舎内の神棚でも神事が行われた
    厩舎内の神棚でも神事が行われた
  • 新種牡馬のアニマルキングダム
    新種牡馬のアニマルキングダム
  • 参列者に充実一途の馬体を披露
    参列者に充実一途の馬体を披露

 2月4日、新ひだか町静内田原にある日本軽種馬協会静内種馬場において、種付、出産シーズンにおける人馬の無病息災、愛馬の活躍を願う、種付安全祈願祭が執り行われた。

 種付安全祈願祭には、日本軽種馬協会副会長理事で日高軽種馬農業協同組合の木村貢代表理事組合長、須崎孝治副組合長、前川則久理事、白井康博理事、田中裕之理事、梁川正普理事、谷岡康成監事、川越敏示参事、日本軽種馬協会静内種馬場の遊佐繁基場長をはじめとした種馬場スタッフ、生産育成技術者研修第41期生などが参列。静内神社宮司の神事に則って、種付所内の祭壇に玉串を奉納した。

 日本軽種馬協会静内種馬場は今年、2011年ケンタッキーダービー(G1)、2013年のドバイワールドC(G1)などを制覇し、種牡馬としてもオーストラリアンダービー(G1)優勝馬エンジェルオブトゥルースなどを送り出したアニマルキングダムを種牡馬として新たに導入。ほかにも、2019年に海外で4頭のG1レース勝ち馬を送り出した供用2年目のデクラレーションオブウォー、今年初年度産駒がデビューを迎えるチャンピオンマイラーのマクフィ、ベルモントS(G1)優勝馬のクリエイターⅡ、海外産駒のミトレがG1レース4勝をあげ米牡馬チャンピオンスプリンターに選出されたエスケンデレヤ、初年度産駒からJRA重賞優勝馬を送り出したケープブランコ、2019年の秋華賞(G1)優勝馬クロノジェネシスを送り出したバゴなど8頭の種牡馬を繋養。祈願祭終了後には参列者にアニマルキングダムがお披露目され、12月に入厩してから間もないにもかかわらず、種付シーズンに向けて充実した馬体を見せつけた。

 遊佐場長は「本日は暦のうえでは立春ですが、まだまだお寒い中、このようにご参加いただきありがとうございます。静内種馬場も昨年4月に体制が変わりまして、わたくしが場長を務めさせていただいております。今年はアニマルキングダムをはじめといたしまして8頭のラインナップとなっております。すこしでも地域に貢献できるよう努力していきますので、今後ともご指導のほど、お願いいたします。そして、ご利用の方もよろしくお願いいたします」と謝辞。木村組合長は「今日はお忙しいところ、安全祈願祭にお集まりいただきありがとうございます。これで協会の種牡馬もシーズンを無事に全うしてくれると思います。また、参加の牧場の皆様の生産馬から、協会の種馬を付けてオープン馬が出るようによろしくお願いいたします」とあいさつした。