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リスグラシューがノーザンファームで繁殖入り

  • 2020年02月03日
  • 繁殖生活に入るリスグラシュー
    繁殖生活に入るリスグラシュー
  • 元気な姿で生まれ故郷に戻った
    元気な姿で生まれ故郷に戻った
  • 現役生活最後はG1 3連勝で締めた
    現役生活最後はG1 3連勝で締めた

 1月24日午前7時半頃、安平町早来源武にあるノーザンファームに、本年から新たに繁殖生活に入るリスグラシューが到着した。

 牝6歳黒鹿毛のリスグラシューは、父がハーツクライ、母がリリサイド、母の父がアメリカンポストという血統のノーザンファーム生産馬。現役時代はキャロットファームの所有馬、栗東の矢作芳人厩舎の管理馬として2歳から5歳まで競走生活を送り22戦7勝2着8回3着4回の成績を残した。

 2歳時は2戦目で初勝利をあげ3戦目のアルテミスS(G3)で重賞初制覇。3歳時は桜花賞(G1)2着、オークス(G1)5着、秋華賞(G1)2着と3歳3冠牝馬路線を歩んだ。4歳になり東京新聞杯(G3)で久しぶりの勝利を飾ると本格化。ひと夏越してさらに充実するとエリザベス女王杯(G1)で悲願のG1初制覇を達成した。ラストイヤーとなった2019年は宝塚記念(G1)、コックスプレイト(G1)、有馬記念(G1)とG1 3連勝で引退の花道を飾り、文句なしで2019年度JRA賞年度代表馬に選出された。

 1月19日に京都競馬場で引退式を行ったリスグラシューは、1月22日付で競走馬登録を抹消。静養先だった滋賀県のノーザンファームしがらきからノーザンファーム天栄を経由して生まれ故郷に戻った。

 初年度の配合種牡馬は未定。モーリス、レイデオロ、ロードカナロアなどが候補にあがっている。順調に種付けし受胎すれば来年初仔が誕生。初仔のデビューは早ければ2023年になる。