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スワーヴリチャードが社台スタリオンステーションにスタッドイン

  • 2020年01月31日
  • 種牡馬になったスワーヴリチャード
    種牡馬になったスワーヴリチャード
  • 種付シーズン直前でのスタッドインとなった
    種付シーズン直前でのスタッドインとなった
  • 初年度の種付料は受胎条件200万円
    初年度の種付料は受胎条件200万円

 1月30日午前11時30分頃、安平町早来源武にある社台スタリオンステーションに、本年から種牡馬として供用を開始するスワーヴリチャードがスタッドインした。

 牡6歳栗毛のスワーヴリチャードは、父がハーツクライ、母がピラミマ、母の父がアンブライドルズソングという血統。安平町にあるノーザンファームの生産馬で、2014年の日本競走馬協会主催セレクトセール当歳セッションにおいて、167,400,000円(税込)で(株)MMBによって購買された市場取引馬として知られる。現役時代は、(株)NICKSの所有馬、栗東の庄野靖志厩舎の管理馬として2歳から5歳まで競走生活を送り、19戦6勝2着3回3着4回の成績を収めた。

 2歳時は2016年9月の2歳新馬戦メイクデビュー阪神でデビューし、2戦目で初勝利。3歳時は2017年の共同通信杯(G3)で重賞初制覇。皐月賞(G1)はアルアインの6着、日本ダービー(G1)はレイデオロの2着になり、秋にアルゼンチン共和国杯(G2)を制覇し2つ目の重賞タイトルを手にした。

 古馬になると父ハーツクライのような成長力を見せ、4歳時の2018年には金鯱賞(G2)に勝ち、続く大阪杯(G1)でG1初制覇。5歳時は2019年のジャパンC(G1)を制した。

 初年度の種付料は受胎条件200万円。種付シーズン直前でのスタッドインとなった。社台スタリオンステーションでは「患部のケアは必要ですが、思った以上に良い状態、競走馬上がりらしい身体でスタッドインできました。奇しくも同期のレイデオロと一緒のスタッドインということで、キズナとエピファネイアのような関係になってくれれば。父のハーツクライも今年19歳で、だんだん配合頭数は減りますから、スワーヴリチャードでハーツの血を残せるようにしたいですね」と話した。