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ブリックスアンドモルタルが社台スタリオンステーションにスタッドイン

  • 2019年12月25日
  • スタッドインしたブリックスアンドモルタル
    スタッドインしたブリックスアンドモルタル
  • 元気な姿で社台スタリオンステーションに到着した
    元気な姿で社台スタリオンステーションに到着した
  • 2020年度の種付料は受胎条件600万円
    2020年度の種付料は受胎条件600万円

 12月23日午前11時すぎ、安平町早来源武にある社台スタリオンステーションに、来年から新たに種牡馬として供用を開始するブリックスアンドモルタルが、アメリカから元気な姿でスタッドインを果たした。

 牡5歳黒鹿毛のブリックスアンドモルタルは、父がジャイアンツコーズウェイ、母がビヨンドザウェイヴス、母の父がオーシャンクレストという血統のアメリカ産馬。2015年のキーンランドセプテンバーセールにおいて$200,000で取引された。その時のコンサイナーはサンデーサイレンスを生産したことでも知られるストーンファームだった。

 ブリックスアンドモルタルの競走成績は13戦11勝。2017年2月のデビューから無傷の4連勝でホールオヴフェイムS(G2)に勝ち重賞初制覇。その後約1年間の休養を経て2018年12月の復帰戦を快勝すると、そこから快進撃を開始。年が明け2019年初戦のペガサスワールドCターフ招待S(G1)でG1初制覇を飾った。続く3月のムニスメモリアルH(G2)も勝利。さらに5月のタンパベイターフクラシックS(G1)、6月のマンハッタンS(G1)、8月のアーリントンミリオンS(G1)、そして、ラストランとなった11月のBCターフ(G1)と重賞6連勝を達成した。今シーズンの競馬を6戦全勝で終え、年明けに発表されるエクリプス賞の年度代表馬の最有力候補にあげられているという。

 来年度の種付料は600万円に設定。社台スタリオンステーション事務局は「検疫を順調に過ごせたのでとても良いコンディションでスタッドインすることができました。シャープで俊敏な動きは、日本の軽い馬場がいかにも合いそうな感じです。この馬の競走成績に恥じない種付条件が用意されました。ディープインパクト系やキングカメハメハ系の繁殖牝馬との配合が可能ですから楽しみです」と話した。