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エピカリスがレックススタッドにスタッドイン

  • 2019年12月17日
  • スタッドインしたエピカリス
    スタッドインしたエピカリス
  • 北海道2歳優駿(Jpn3)は2.4秒差の大差勝ち
    北海道2歳優駿(Jpn3)は2.4秒差の大差勝ち
  • ゴールドアリュールの後継として期待されている
    ゴールドアリュールの後継として期待されている

 12月2日午前、新ひだか町静内目名にあるレックススタッドに、来年から種牡馬として供用を開始するエピカリスがスタッドインした。

 エピカリスは父がゴールドアリュール、母がスターペスミツコ、母の父がカーネギーという浦河町西幌別にある鎌田正嗣氏の生産馬。牡5歳の黒鹿毛で、半兄には2013年の小倉記念(G3)、2014年の七夕賞(G3)などを制覇したメイショウナルト、一族には1989年JRA賞最優秀4歳以上牝馬ルイジアナピット、2008年JRA賞最優秀3歳牝馬リトルアマポーラ、2016年の新潟記念(G3)優勝馬アデイインザライフ、2012年の阪神スプリングジャンプ(JG2)優勝馬バアゼルリバーなどがいる。2014年のセレクトセール当歳セッションにおいて、2808万円(税込)でノーザンファームに購買された市場取引馬として知られる。

 現役時代は(有)キャロットファームの所有馬、美浦の萩原清厩舎の管理馬として、2016年8月のメイクデビュー新潟でデビュー勝ち。続くプラタナス賞も楽勝すると、北海道2歳優駿(Jpn3)をヒガシウィルウィン以下に2.4秒差をつけ、デビューから3連勝で重賞初制覇を飾った。3歳初戦のヒヤシンスSで4連勝を決め、春にはドバイへ遠征。UAEダービー(G2)で初の敗戦を喫したが、のちにドバイワールドC(G1)を連覇するサンダースノーの頭差2着に健闘した。その後、2018年に南関東に移籍。通算12戦4勝2着1回3着2回の成績を収めた。

 事務局の(株)レックスは「デビューから見せたダートでの圧倒的なパフォーマンスは末恐ろしいものを感じました。海外からの帰国後は、本来の実力を発揮できず再び輝くことはできませんでしたが、世界でも通用したポテンシャルは間違いないところです。ゴールドアリュールの後継としても期待がかかります」と話した。種付料は後日発表される。