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日本軽種馬青年部連絡協議会が定期総会

  • 2019年11月28日
  • 札幌市で開かれた定期総会
    札幌市で開かれた定期総会
  • 祝辞を述べる日本軽種馬協会生産対策部横谷吾郎部長
    祝辞を述べる日本軽種馬協会生産対策部横谷吾郎部長
  • 台風15号、19号の義援金目録贈呈
    台風15号、19号の義援金目録贈呈

 11月26日、全国の各地区軽種馬青年部を以って構成する日本軽種馬青年部連絡協議会(佐々木拓也会長、会員数230名)は、札幌市中央区にあるアパホテル札幌すすきの西地下1階メイプルにおいて、第29回定期総会を開催した。

 協議会は軽種馬生産及び育成技術の向上のため研究活動を行うとともに、親睦と教養を高め、軽種馬生産発展に寄与することを目的とした団体。総会には委任状を含め180名の会員、来賓として日本軽種馬協会生産対策部横谷吾郎部長、菊池文孝首席調査役が出席した。

 佐々木会長は「売り手良し、買い手良し、世間良しの三方よし、という言葉をわれわれの業界に落としますと、売り手良しは私たちの牧場、買い手良しは馬主様に当たり、世間良しは活躍馬が出ることで世間を動かす現象と思います。そういった意味で私たち青年部連絡協議会は、研修会や勉強会、情報交換といった事業を通じまして、皆様にとっての三方よしを実現していただけるような組織でありたい」とあいさつ。来賓の横谷部長は「今年の八戸市場で佐々木会長から、この総会に招かれ、今日の日を楽しみにしていました。皆様方と顔を合わせるのは初めてと思います。5月から始まった軽種馬のせりは好成績で終わったと感じています。今後の北海道市場を良いものにするために、主催者と生産者の皆様で話し合っていってもらえればと思います」と祝辞を述べた。

 議事は日高地区の田中駿氏を議長に選出して進行。平成30年度事業報告並びに収支決算、令和元年度事業計画並びに収支予算、年会費の徴収についての議案が満場一致で承認された。また、任期満了に伴う役員改選も行われ、8人の役員候補者のなかから佐々木会長が再び会長に選ばれた。

 総会後には本年の台風15号、19号で被災した千葉県の牧場関係者への義援金目録贈呈が行われ、日高、胆振、東北各地区の青年部員から寄せられた総額50万円の義援金目録が、佐々木会長から関東支部の椎名亮平理事に手渡された。義援金は復興支援活動の資金として、千葉県両総馬匹農業協同組合の協力を得て、被災した牧場関係者のもとへ届けられるという。