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アレスバローズが優駿スタリオンステーションにスタッドイン

  • 2019年11月06日
  • スタッドインしたアレスバローズ
    スタッドインしたアレスバローズ
  • 元気な姿で優駿スタリオンステーションに到着
    元気な姿で優駿スタリオンステーションに到着
  • 2018年サマースプリントシリーズチャンピオン
    2018年サマースプリントシリーズチャンピオン

 10月31日午後、産駒が大活躍のエスポワールシチー、人気種牡馬のヘニーヒューズ、アジアエクスプレス、シルバーステート、ベストウォーリア、ミッキーロケットなどが繋養されている新冠町朝日の優駿スタリオンステーションに、来年から新たに種牡馬として供用を開始するアレスバローズが、関係者に見守られる中元気な姿でスタッドインした。

 アレスバローズは父がディープインパクト、母がタイセイエトワール、母の父がトニービン、祖母の父がヘクタープロテクターという血統。牡7歳の黒鹿毛で、キタサンブラックやコパノリッキー、コパノリチャード、そして今年のマイルチャンピオンシップ南部杯(Jpn1)を制したサンライズノヴァなどの活躍馬と同じ日高町のヤナガワ牧場生産馬となる。

 アレスバローズは今年の日本ダービー馬ロジャーバローズのオーナーとしても有名な猪熊広次氏の所有馬、栗東の角田晃一厩舎の管理馬として2014年12月に芝2000mの2歳新馬戦でデビュー。芝1600mの3戦目で初勝利を挙げ、7戦目から短距離戦に出走するようになると持ち前のスピードを発揮。昨年はCBC賞(G3)で33.2秒の豪快な末脚で一気に差し切り重賞初制覇を飾ると、続く北九州記念(G3)はインコースから一気に抜き去り先頭でゴール。重賞2連勝を飾り2018年サマースプリントシリーズチャンピオンに輝いた。

 通算成績は34戦7勝2着5回3着4回。総獲得賞金は202,591,000円。10月29日付で競走馬登録を抹消した。

 事務局の(株)優駿は「ディープインパクトの後継はたくさんいますが、アレスバローズは生粋のスプリンターです。世界的にも有名な種牡馬リファールと同じファミリーでもあります。生まれ持ったスピードと末脚、成長力を産駒に伝えてほしいです」と話した。種付料など詳細は決定次第発表される。