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サンライズCはティーズダンクが勝利

  • 2019年10月07日
  • 横一線となったゴール前
    横一線となったゴール前
  • 抜け出したのは5番人気のティーズダンク
    抜け出したのは5番人気のティーズダンク
  • 重賞初勝利を飾った愛馬を労う小野調教師
    重賞初勝利を飾った愛馬を労う小野調教師
  • 応援に駆けつけた関係者から祝福を受けた
    応援に駆けつけた関係者から祝福を受けた
  • 表彰式の様子
    表彰式の様子

 10月3日、門別競馬場では北海道2歳優駿(Jpn3)へ向けてのトライアルレース、大阪スポーツ杯第19回サンライズC(H2)【マクフィ賞】がダート1800mで行われた。

 2歳戦の大一番への出走権利を得るため11頭がエントリー。1番人気は、スーパーフレッシュチャレンジ競走で世代最初の勝ち馬となり、ブリーダーズゴールドジュニカップを制したヨハネスブルグ産駒のヨハネスボーイで1.6倍。3.3倍の2番人気はブリーダーズゴールドジュニカップではヨハネスボーイの2着、JRA札幌競馬場で行われたコスモス賞にも挑戦(5着)したフィガロ産駒のアジュバント。3番人気は栄冠賞で世代最初の重賞勝ち馬に輝いたパイロ産駒のバブルガムダンサーで6.4倍と実力上位馬が顔を揃えた。

 スタンド前からの発走、2番人気アジュバントがやや立ち遅れ、先手を取ったのは6番人気のサンオブロジータ。バックストッパー、バブルガムダンサー、ルナクレア、スティールペガサスらも前目に付け、ヨハネスボーイ、アジュバントらの人気馬は中団で虎視眈々と前を窺っていた。直線に向くと、逃げ粘るサンオブロジータにヨハネスボーイが襲いかかる。一度は先頭に立ったヨハネスボーイに、外からアジュバント、さらに向正面では後方2番手だったティーズダンクが猛追。3頭の叩き合いとなったが、鋭い末脚を繰り出したティーズダンクが抜け出し、重賞初勝利を飾った。勝ち時計1:57.0(曇・良)。1馬身差の2着はアジュバント、1/2馬身差の3着にヨハネスボーイという結果だった。

 これで3週連続重賞勝利となった宮崎光行騎手は、自身が持つホッカイドウ競馬最高齢重賞勝利記録(52歳10か月1日)をさらに52歳10か月9日に更新。レースに関しては「この馬に乗るのは久しぶりでしたが、パワーアップして乗りやすくなっていましたね。道中折り合って、外に出すのは直線向いてからでいいかなと思ってたので、思う通りにレースができました。まだまだ上積みもありますから、今後も面白いと思いますよ」と振り返った。

 管理する小野望調教師は「今まではレースの度に馬体を減らしていましたが、今回は+6キロで出走できたように、精神的にも成長してくれましたね。能力のあることはわかっていましたし、期待していた馬なのでここを勝てて嬉しいです。次走は北海道2歳優駿(Jpn3)を目指します」と、次の目標を明かした。

 ティーズダンクは、父スマートファルコン、母ビフォーダーク、その父キングカメハメハという血統の2歳牡馬で、日高町の原田牧場の生産馬。半姉に園田プリンセスCなど牝馬重賞3勝のカクシアジがいる血統だ。