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フルールCはコーラルツッキーが逃げ切り勝ちで重賞初制覇

  • 2019年08月26日
  • 追いすがる他馬を退けるコーラルツッキー
    追いすがる他馬を退けるコーラルツッキー
  • 見事逃げ切り勝ちで重賞初勝利を飾った
    見事逃げ切り勝ちで重賞初勝利を飾った
  • 誇らし気にウイニングロードを歩く
    誇らし気にウイニングロードを歩く
  • 大勢の関係者が祝福した口取写真
    大勢の関係者が祝福した口取写真
  • 副賞としてソメスサドル商品が贈呈された
    副賞としてソメスサドル商品が贈呈された

 8月15日、門別競馬場では、ふたつの牝馬重賞が組まれ賑わいを見せた。

 交流重賞ブリーダーズゴールドカップ(Jpn3)のあとに行われた2歳牝馬によるスプリント戦、ソメスサドル杯第6回フルールカップ(H3)【アメリカンペイトリオット賞】は、ダ1000mを舞台にキャリア1~4戦の11頭がエントリーした。

 1番人気は、シニスターミニスター産駒のコーラルツッキーで2.2倍。2番人気は、カジノドライヴ産駒のテーオーブルベリーで4.3倍。3番人気は、スターリングローズ産駒のマナモクプニで5.7倍と、比較的キャリアを積んできた馬たちが人気を集めた。

 スタート良く飛び出したのは人気のコーラルツッキー。テーオーブルベリー、レインズパワー、マナモクプニらが差もなく追走し、先団を形成した。リードを保ち逃げるコーラルツッキー、直線に入るとさらに加速し、危なげないレース振りで人気に応えた。勝ち時計は1:00.4(曇・稍重)。1馬身1/2差の2着は9番人気のレインズパワー、1/2馬身差の3着にマナモクプニが入線し、先行した馬たちで決着した。

 昨日のエトワール賞につづき2日連続重賞勝利となった服部茂史騎手は、開口一番「最高です!」と喜びを爆発させた。レースに関しては「スタートが上手く行ったことが全て。道中は意外と楽に進めましたし、最後まで頑張ってくれましたね。2歳馬の重賞はなかなか難しいところがありますが、そこを勝てて嬉しいです」と笑顔を見せた。

 管理する田中淳司調教師は「短距離向きのスタートダッシュが抜群に上手な馬。早いうちから動きの良さが目立っていましたし、結果を出せてホッとしています。レース前から次走は中1週のリリーC(8/29)を予定していましたから、今回はメイチに仕上げていません。今日の勝ち方なら次走にも大いに期待できそうですね」と今後のプランを語った。

 コーラルツッキーは父シニスターミニスター、母コーラルビュー、母の父キングヘイローという血統の2歳牝馬。生産は日高町の豊洋牧場。5月9日のフレッシュチャレンジ競走を4馬身差で快勝し、栄冠賞は3着。5戦目で重賞初勝利となった。